「才能がある子はいいよね…」
「うちは普通の子だから、入賞は難しい」

そんなふうに、指導の限界を感じたことはありませんか?

でも実は、私がこれまで指導してきた中で、

入賞している生徒の多くは

「いわゆる天才タイプ」ではありませんでした。

 

 

 

むしろ、「ごく普通の子をいかに上位に導くか」こそが、

指導者の本当の腕の見せ所だと感じています。

 

 

 

そんな“普通の子”を飛躍させるために

大切な3つの視点をお伝えします。

 

 

 

    

①「できること」と「聴こえること」のギャップに気づかせる

「指が動く=弾けている」と思いがちです。
 

でも、審査員が聴いているのは“音楽”であり、“音の流れ”です。

 

 

 

まずは録音を聴かせて、

自分の演奏がどう聴こえているかを

一緒に確認する時間を取りましょう。

 

 

 

「こんなふうに聴こえてるって知ってた?」
この問いかけが、

表現力を磨く第一歩になります。

 

 

 

 

②「一点集中」で勝負する

上位入賞を目指すなら、

「全部平均点」は勝てません。

 

 

たとえば「音色だけは抜群に美しい」

「ペダルの表現力が光る」など、

ひとつでいいので“飛び抜けた魅力”を作ってあげましょう。

 

 

普通の子ほど、あれこれ手を出すよりも

「一点突破」が効果的です。

 

 

 

 

③「勝てる構成」を先生が作る

 

選曲・構成・練習配分・

表現ポイントの設計
 

 

これらは、先生の手腕が

大きく問われる部分です。

 

 

 

どんな楽曲でもOKではなく、

「その子の魅力が一番伝わる曲」を選び、「一番伝わる場面」をどう魅せるか。

 

 

 

そこまでを見越して、

先生が“演出家”になることが鍵

 

 

普通の子でも、指導次第でコンクールの舞台で輝くことができます。

必要なのは「その子の魅力を信じて、丁寧に育てていく視点」。

 


 

それがあれば、

どんな子でも“伸びる可能性”

を秘めているのです。

 

 

 

あなたの教室から、

次の入賞者が生まれることを、

心から願っています。

 

 

 

    

 

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