『ポリアンナ症候群』って聞いたことがありますか?
アニメの主人公、ポリアンナという少女から付けられたといいます。
ポリアンナは、父親の悲しい死から周りの優しさや素晴らしさなど『いいこと探し』をするようになる。
という感動的で、心の勉強になる内容です。
しかしこのポリアンナ、症候群が付くといいものとは言えません。
ポリアンナイズムとも呼ばれる、心の疾患と言われています。
分かりやすい特徴として
・物事のいい部分だけをつまんで、成功したかのように自己満足する
これって、ポジティブとすごく似ていて実は違う。
気付きにくいんです。
一見、前向きでクヨクヨ悩まず心の強い人
そんな風にみられますが、家族のひとりだったりお付き合いをしたり近くなると大きな問題となってきます。
問題として挙げられる具体例を出してみます。
・何度言っても分かってくれない、通じない
「先週も言ったよね?」ってことも、平気な顔をしています。そして「何で怒っているの?」って返してきたり…これは、怒られることをしている自覚がないのです。例えば、「洗濯をしたらすぐに干して」と伝えた翌週、洗濯機の中には洗濯済みのものが放置されていて、「先週も言ったじゃない」と怒ったとします。すると「みて!外は雨が降っているよ!干さなくてよかったね」と、結果的に良かった部分だけをつまむのです。これを繰り返しているので、「また怒られないように気を付けないと」という気持ちに発展しないのです。
・先を読むのが苦手
今こうだから、いずれこうなるだろう。といった一般的に予想できることが、ポリアンナ症候群の人はできません。これは「どうにかなる」としか思っていない、もしくは「何も考えていない」ので予想する努力すらしていない。何も恐れていないのです。
・現実をみようとしない
普段から、問題を解決する習慣がないので辛い現実に目を向けるのが苦手です。目を背け現実から逃げて逃げて、結果的に最悪な状態になったとしても、いいところだけをつまんで「もしかしたら、もっと最悪なことになっていたかもしれない。良かったー」と楽観的に捉えるのです。
こういった問題は、身近な人にも問題が被ってきます。そして言い争いになったり…人には伝わりにくく相談もなかなか出来ず、本人に真剣に訴えても全く動じないのでとても辛いんですよね…
それでも、直す方法は自覚させるしかないんです。
「考え方が少しズレているんだよ」
「逃げてばかりでは、何の解決にもなっていないんだよ」
と、言い続けるしかない。
そして、どんなに言ったって全く響かないのは身近な人間だからです。
「あーまた、おかしなこと言ってるよ」
と、本人は相手がおかしいんだ。自分は正常だ。
と思っているので、時には集団で掛かりましょう。
集団いじめのように感じるかもしれませんが、この位しないとポリアンナ症候群の人はチクリともしません。
相手は、ポジティブを通り越しているのですから…。
何人もの人に
「おかしいよ。ズレてるよ。解決になっていないよ。」
と言われ続けることで、「もしかして、自分がズレているのかも」とやっと自覚しはじめるのです。
もちろん、自覚させるのには時間が掛かります。そして自覚したからといってすぐに直るわけではありません。
今までこうして生きてきたのです。現実から逃げる癖も、いい部分だけを探す癖も簡単には直りません。
根気がいるし、エネルギーも使うし、心が疲れてしまうこともあるでしょう。
この辛さは、なかなか人には説明しにくいですし、ポリアンナ症候群の名前も知らない人がほとんどです。
ポリアンナ症候群に負けないで!