過去
僕は過去いじめみたいなのを受けていた。
被害者がいじめだと思ったらいじめだよ、っていう観点から見たらいじめだった。
僕が学校を休んだりするきっかけになった出来事だった。
長くなるけど、読んでください。
時は中学生3年生。
僕は男の子とよく一緒にいたんだ。
それが僕の本来の姿だと思っているから。
ある男の子と一緒にいたんだけど、近くの席になることもあって、結構仲良くしていたと思う。
そうしているうちに、女の子たちの態度が変化して行ったんだ。
(この時の僕は女の子なんだよね)
移動教室の時は、僕のことなんて急に誰も待ってくれなくなって、
移動してる時も僕は空気みたいだった。
女の子と話していると、その子は何か気まずそうに、誰かに申し訳なさそうにしていて…
何かがおかしいって思ったのが始まりだった。
そんな違和感を気づかぬふりをしながら日々を過ごしていた。
不意に言われた、友達の言葉、
『あんなの気にしなくていいよ。』
で気づいた。
あー、僕は嫌われているんだな。違和感は本物だったんだ。
真相を簡潔に述べるなら
ある女の子が、僕と仲良くしている男の子を好いていて、
嫉妬した結果、女の子全員を味方につけて無視していたりしていた。
それに本気で気づいてから、違和感に、無視なんて、気づかぬふりなんてできなくなった。
だって、みんなやってることが正義だと思っているんだから。
僕は、その男の子のことが好きじゃないよって誤解を解くこともしなかった。
できなかった、もう、みんな敵だったから。
死にたいと何度願っただろう。
今思い出しても辛くなる。
僕が人の気持ちを逐一考えて、信じられなくなったのはこれが原因でもある。
いじめをしている人たちは自分が正義だって思っているから、気づかない。
いじめはなくならない。誰も気づかないから。
いじめが起きていることも、いじめていることも。
死にたいが常に頭にあるようになった。
見えない傷が残った。
もういいじゃんね、しにたい。
君もそうしなよ。空へいけ。
僕も、空へ行きたいから、神様、勇気をください。