彼女は、決して学校での時間が辛いわけでも、勉強がわからないわけでもない様です。

それなりに楽しい学校生活をおくっているのです。

ただ、想像するに、きっと楽しいばかりでもないのでしょう。


眠い・・・

飽きた・・・

退屈・・・

あの子が嫌な感じ・・・

テストが嫌・・・


なんてことは、誰しも少しは感じることです。

でも、彼女にとってこういった一つ一つが、朝家を出るところから頭に浮かぶのかもしれません。

それも、次から次と見通し良く。

そして彼女の感情は不安定になります。

「でも、まあ行かないとな・・・」

とはなりません。

憂鬱だ→嫌だ→何で行かなきゃいけないんだ→この行けよというオーラは何だ→何で行けと言うんだ!

等が、よくたどることになる彼女の感情ルートなのではないかと思います。

オーラを出していると見立てられるのは私です。

そりゃあ出しているでしょう。

『皆行ってるんだから、あなたも行くんでしょう!』

『行くのは自分の為でしょう!』

『義務教育なんだから行くのが当たり前でしょー!』と。

彼女はそんな私の願い(彼女にとっては私の思惑)を恨み、当り散らしてきます。

「傘がない!傘がなければ行かれない」と。

「そんな傘は恥ずかしくて持てない」

「学校にいかれない!!!」

ときます。

今朝は傘できたか~

と、気が抜け、その場から離れることを学んだ私は、巻き込まれる前に違う部屋に撤退するのです。
(x_x;)