立体型板書の国語授業 10のバリエーション

沼田拓弥 著 東洋館出版社

 

国語の授業作りは,教材研究が大切です。

教材研究は,やろうと思えば何時間でも費やすことができます。

つまり,ゴールがないのです。

限られた授業準備の時間で,教材研究が十分にできないのが悩みでした。

 

この本は,10のバリエーションに分類された小学校の国語授業の板書が掲載されています。

私は中学校で国語を教えているのですが,中学校でも十分に取り入れることができます。

 

この本のすごいところは、板書を変えると授業準備まで変えられるところにあります。


この板書が効果的だったところを3点挙げると・・・

 

1.板書の脱マンネリ化

私はこれまで「羅列型」の板書で数えきれない程の失敗を重ねてきました。生徒の意見をただ羅列するだけでは,単調な授業になってしまいます。眠くなる授業は意欲が落ちるだけでなく,生徒との信頼関係にも関わります。

立体型板書を取り入れることで、生徒が「今日はどんな板書になるのだろう」という期待感を持つことができます。

生徒にとってはただ写すだけでなく、主体的なノート作りが実現できます。

 

2.授業準備の時短

これまで私は,ねらいをそのまま課題として板書していました。しかし,課題をノートに書いたところで「筆者の考えを読み取ろう」等,ワクワクして生徒の思考が動きだすような課題にはならないのです。

この板書の課題設定は,生徒が考えてみたくなるものばかりです。ねらいと課題の違いを押さえられていなかったことに恥ずかしくなりました。

授業の目的に応じて10パターンの板書の型が示されているので、このパターンを覚えれば、授業準備の焦点化が実現できます。

 

(ねらいに沿った課題設定の仕方については「『めあて』と『まとめ』の授業が変わる『Which型授業』の国語授業」 桂聖 編著 東洋館出版社 に詳しく書かれているようです。今後の課題です。 )

 

3.授業の密度アップ

この板書を授業で取り入れてみたところ、小説の導入の授業で,1時間の授業で2時間分くらいの内容になりました。

このことは,普段の授業がいかに中身が薄く,理解の早い生徒にとっては思考が停滞する授業になっていたかを表しています。

 

 

実践の数としてはまだまだですが、取り入れて大正解。

これから行事が少なくなる2学期,自分も生徒も,授業が楽しみになるような授業準備を実現したい!

マンネリ国語の授業から脱出したいと感じる先生方にお勧めします。



読書脳 感想


読書にはこだわりを持っているつもりでした。

本選びも、本の読み方も、アウトプットも、それなりに取り入れてきました。

いつも気になっている本が常に数冊あります。

でも、なんだか最近停滞している気がする。

なぜ、停滞しているか。

その答えは、「読書脳」にありました。



私の読書は、湧き上がる知的好奇心を満たすためだけの、自己満足読書でした。


その原因は三つ。

1 目的が不明確

→ワープ読書術で解決!

2 興味の赴くままに本を選ぶので、偏っていてバランスが悪い

→分散投資読書術で解決!

3  その分野で自分がどの程度のレベルにいるのかなど考えていない

→守破離読書術で解決!


学生時代は本を読むのが苦手で、読書は「した方がいい」という感覚。

貪るように本を読む人に憧れさえ抱いてきました。

知的好奇心を満たす読書で、それなりに読むのが速くなりました。

しかし大切なのは、そこではなかったのです。


読書自体はよかれと思ってしていることであって、失敗しているとか、いい悪いを他人からフィードバックされる行為ではありません。


この本を読むと、自分の読書の仕方そのものをに見つめ直し、振り返ることができます。

自分の読書を、自分でフィードバックするのです。



「読書脳」によって、読書への向き合い方が変わりました。

行動に繋げて自分が変わることにワクワクできるのが読書。


家事に育児に仕事に、がむしゃらに頑張ってる自分、心のどこかで「こんなもんだ」「これが私のスタイル」と決めつけて、成長を止めていました。


「変わりたい」「新しい自分になりたい」思いに蓋をしている自分。


この年でももっと貪欲に、変わりたいとか思っていいんだよな。


自分を変えようとする思いを原点に本を選ぶことで、もっと自己成長できる。


そう思って自分の生活を見直してみると、

「ワーママ教員の働き方」

「わかりやすい話し方」

「視覚に訴える板書の構成」

「指揮法」

「音楽理論」

「ワード、エクセル」

「器」

など、いくつかのテーマが見えてきました。

これまで以上に生活や仕事に即した本選びができること間違いなしです。


読書が好きな人こそ、読むべき「読書脳」。

自分の読書にフィードバックを得て、より良い読書にしてみませんか?