以下は、2018年11月23日に記したエッセイ。

データを整理していたら、出てきました。

お伝えしたい根っこは通じるものがあるので、ここにシェアします。

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海外駐在っていうと、旅行をあちこち行ったり、かなり大きい一軒家に住んだり、

何だか「優雅な生活」のイメージを抱かれることがよくあります。

実態はそんなんじゃ、ありません（笑）。

少なくとも私の5年間のアメリカ生活は。

思ったよりもずっと地味です（笑）。

なぜって、生活だから。旅行じゃないから。

生きるのに必死ですよ。

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特に食べたいものが手に入らない。

食べるものは手に入るんですよ。

欲しいのは自分の口に合う食べ物ですよ（笑）。

そりゃ、ご想像に難くない。

ハンバーガーやピザ、ステーキは美味しいのありますが。

日本人、そんな毎日食べられないでしょー。

胃もたれ起こしてしまう。

日本を離れたことのない家族たちには理解しがたい事実。

カレーライス、ラーメン、おでん、焼き鳥、コンビニおにぎり、パックの惣菜、お弁当、焼き魚・・・。

こういった日本では庶民の食べ物が手に入らないんですよ、簡単には。

特に日本人のあまりいない地域では。

日本食材店が近くにないので、車で30分かけて州をまたいで隣市のアジア食材店まで買いに行っていました。

それがあるだけいい方なのかもしれません。

手に入るには入るけど、価格が高い。

特に納豆。

納豆は県民食？というくらい毎日の食卓にか欠かせない食材。

スーパーで3パックで100円はしなかった。

それが3パックで$3（300円）以上！！！

こうなりゃ作るしかない。

現地で生まれた子どもも大の納豆好き（笑）。

取り合いでした。

なので、納豆は作っていました。

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結論は

自分の口に合うものを食べるには手作りに限る。以上（笑）

人間、不便になった方が本来の自分の持っている力が発揮されるんではないかと思います。

自分で作り出す、生み出す力が湧いてくる。

アメリカ生活で手作りした食べ物は数知れず。

納豆、味噌、もやしの水栽培。

私の代表的な手作りの食料。

この３つは覚えました。

ホームベーカリーで食パンを焼いたこともよくありました。

（パンは売っているけれど、日本にあるようなパンは売っていない。味も違う。。。）

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パスタを食べるのにミートソース、ホワイトソースも手作りしたなぁ。（意外と簡単だった）

焼きおにぎりも案外簡単で、多めに作って冷凍にストックしていたなぁ。

結構、日本人は工夫してあれこれ手作りして美味しいものを作り出しています。

極論を言えば、下手にチップを出してレストランで外食するより、

日本人の手作りの料理を持ち寄った

ポットラックパーティーの方が断然美味しい！

日本の料理で「美味しそう」とインターネットやテレビで見る度、

「どうやって手に入れるか」よりも

「どうやったら手作りできるか」

を研究するようになっていきました（笑）

日本に本帰国したら安くて美味しいものが何でも手に入るので

今は手抜きの方向ですが、味噌作りとグルテンフリーの米粉食パン作りだけは続けています。

ホント、毎日いかに美味しいものを食べるかを研究し続けていたアメリカ生活。

地味な生活をしていました。

米国元駐在妻・ゆうこ

【つれづれなるままに】想像以上に地味な駐在生活