文章を書く上で必要な心がまえ【4】

漢字の意味を考えると、誤字は減ります。

「文章が苦手な保育士も明日から早速使える文章術」保育士文章アドバイザー・早咲りほです。

パソコンでも手書きでも文章を書くには、漢字の読み書きはついて回りますね。

元職場でも上司に「記録を書く時は、文字を調べるのに『国語辞書』を持ち歩くように」と言われたものです。

スマホやパソコンが普及し、手書きの機会は減りました。しかし、それでも漢字の変換は万能ではありません。

書き手が意味を正しく理解していないと、間違いやすいからです。

なぜなら

日本語は同音異義語、つまり

同じ読み方をする意味の違う言葉が多く存在するからです。

以下の例文には、間違いが二つあります。

どこでしょう？

例）

弟の誕生を期に赤ちゃん帰りをした。

考えてみましょう。

（正解は下へ）

誤）期　→　正）機

期は期間、時期などの「期」です。

機は機会、契機の「機」です。

この場合は、機=きっかけなので、機が正解です。

誤）帰　　→　正）返

帰は帰宅、帰還、などの「帰」です。

返は返還、返金、返済などの「返」です。

この場合は、返=もとにあった状態に戻す、返すので、返りが正解です。

漢字の意味を考えると、誤字は減ります。

漢字は同じ読みをする字が多い上、時として似たような意味もあり、迷うことが少なくありません。

そうは言っても、仕事は忙しいし、いちいち調べられない。

そんな時は、

スペルチェック機能を使う。

GoogleドキュメントやパソコンのWord機能などに入っています。

「スペルチェック機能」、「スペルチェック機能　やり方」などと検索すると表示されます。

それでも分からない場合は、アナログで（笑）。

漢字に特化するなら、

漢和辞典

の方がより分かりやすいと思います。

手元になければ、国語辞典でも大丈夫です。

デジタルにしても、アナログにしてもポイントは

漢字の意味を考えると、誤字は減ります。

これです！

大事なことなので二度言いましたよ（笑）。

漢字チェック、ぜひやってみて下さい。