こんにちは

機能訓練指導員の清水です

暦の上ではすでに春のはずですが

3月に入っても寒さが厳しく

暖かくなってきたと油断していると

風邪やインフルエンザに

かかってしまうかもしれません

暖かくなるまでは寒さ対策を万全にして

体調を崩さないようにしましょう



さて、今日は膝の痛みに関してです

機能訓練指導員という立場上

膝の痛みの相談をよく受けます

その際に軟骨がすり減って痛む

そうおっしゃる方が多いのですが

実際に軟骨のすり減りから

膝の痛みが出ている方は

少ないようです



膝の軟骨がすり減って痛い方は

・関節の隙間の部分が痛い

・関節に過剰に水がたまる

・膝に体重をかけると常に痛い

等が特徴的なものですが



詳しく膝の痛みを確認すると

軟骨のすり減りの痛みより

周囲の筋や腱の痛みの方が

問題になっている場合が多々あります



軟骨のすり減りに対する治療は

ヒアルロン酸の関節注射や

炎症止め、痛み止めの処方などで

関節内部に働きかけます

現在は再生医療による軟骨再生なども

試みられているようですが

多くの方がその治療を受けられるのは

まだ先になります



では軟骨ではなく

筋肉や腱は関節の外部の痛みが

原因となる痛みに対して

関節内に働きかける治療が

適切なのか?と問われると

異なるアプローチが必要だと思われます



膝の痛みで関節注射や

炎症止めの治療を受けても

痛みが治まらない

なかなか思うように痛みがとれない

そんな方は軟骨の痛みより

筋肉や腱の方に問題が出ているかもしれません



軟骨は一度すり減ると

自然に再生することは無く

損傷して修復される場合も

元の軟骨とは別の軟骨で代替されます

つまり現時点で普及している医療では

元の状態には戻らないという事です



では、膝の軟骨がすり減れば

ずっと痛みが続くのかと言われれば

そうではありません

軟骨が自然にすり減って完全になくなる

なんて事はまずありません

軟骨をしっかりサポートする

足の筋力と柔軟性があれば

痛みを取る事はできます



リハビリや運動を適切に行えば

動くと常に関節が痛む状態からは

脱却する事は可能です

軟骨がすり減ったからと言って

動く事を諦めたり

治らないと悲観的になる事もありません



関節痛は日常生活に

大きな負担となります

痛みで生活するために

動く事すら苦痛を感じると

自立した生活も難しくなります



膝の痛みが何で生じているのか

詳しく知る事で痛みを抑え

基礎筋力をつけて

良い動き方を知る

そうして痛みなく生活する事で

日々の生活が快適にすごせる

そのようになっていただければと思います


最後まで読んでくださいまして

ありがとうございました


機能訓練指導員の清水でした


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