こんにちは

機能訓練指導員の清水です

残暑で夏の暑さはまだ続くものの

朝晩は爽やかな気候で

少しづつ秋の気配を

感じられるようになりました

過ごしやすい秋が待ち遠しいですね



さて、今回のテーマは

姿勢と運動に関してです

日頃の姿勢によって

運動の質は変わり

運動の効果も変わります

姿勢が良く合理的に動ければ

普通に日常生活をおくっていても

筋力はある程度維持できます



しかし、姿勢が悪いと

合理的な体の動きが出来なくなり

体に弱い部分を作り

体の一部の筋肉を使わないため

気がつかない内に

使わない筋肉が筋力低下をおこします



筋力低下は気がつかないうちに進むので

気がつかない方が多いです

リハビリデイ結でリハビリに来られている

利用者さんから聞く言葉に

「何もしていないのに体が悪くなる」

と言われることがあります



そんな方にいつもお話しするのは

姿勢が悪くなる事や筋力低下は

”何もしていないのに”悪くなるではなく

”何もしていないから”悪くなる

と考えなければいけませんとお話します



常に良い姿勢で良い動きができれば

無理なく全身を動かす事が出来て

全身の筋肉をまんべんなく動かせます

悪い姿勢になると一部の筋肉で

体を動かす事が多くなり

動き方も偏りがでてきます



繰り返しの偏った動きでは

使わない部分の筋肉は弱くなり

頻繁に使う筋肉は

使い過ぎになって

筋疲労をおこして

上手く機能しなくなります



筋肉は骨を支え

骨は筋肉で連結され

筋肉の力で関節が動きます

連結された骨の位置が悪くなり

筋肉が無理に伸ばされたり

縮められたりした状態では

力の伝達が上手くいきません



分かり易い例として

ネコ背を考えてみます

ネコ背のように

背中が丸くなった状態では

背中の筋肉は伸ばされた状態

お腹の筋肉は縮められ

背骨の根本にある骨盤を支える

お尻の筋肉はゆるんで力を入れない

このようなバランスになっていきます



伸ばされた背筋は

伸びた状態では力が入りにくく

縮んだ腹筋は伸びが悪く

縮んだ状態でさらに縮むように力をいれ

お尻の力を使わず支える力が落ちると

背骨の根本がより後方に倒れるようになり

どんどん背中が丸い形になります



そして、このような姿勢では

筋肉の力の伝達が

上手くいかずに

運動をして体を動かしているつもりでも

キッチリ動いていません



運動効果が期待出来る

質の良い動きをするには

しっかり体を動かせる事が

前提になります



ではその前提を作るには何が必用か?

それは体の柔軟性です

運動をする事=力を使う

このように考えて

筋力トレーニングや体を力ませるような

筋肉を収縮させる事ばかりをしている

そんな方は柔軟性が落ちているかもしれません



そして、上記で書いた通り

姿勢が悪くなる原因として

過使用の筋肉が伸びない

つまり柔軟性が落ちていると

力が使いにくくなり筋肉が機能しない

そんな状態になっているかもしれません



では、柔軟性を向上させれば

姿勢が良くなるかと言われれば

それだけではいけません

姿勢を支える筋力も必要です


筋力をつけるには

ダンベル等で負荷をかけて

筋肉を収縮させる

全身運動で体重を支えながら

体をうごかして

筋肉を収縮させて動かす事で

強くなっていきます



この柔軟性と筋力

柔らかさと固さという

相反する作用をバランスよく

向上させることが

姿勢改善には必要です

姿勢が変われば

運動の質も変わります



もし、今運動をしていて

なかなか思うように効果が出ない方は

柔軟性と筋力のバランスを

考えたメニューであるかどうかを

見直す事をおすすめします



本格的な運動の秋を前に

運動効果がでるように

姿勢を改善して

質の高い運動ができたら良いですね



最後まで読んでくださいまして

ありがとうございました


機能訓練指導員の清水でした


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