たまには眠りたくないと思うことがある
この夜が一年にも永遠にも感じられる
そんなときが時々やってくる

夜が素敵な日
暗闇があたたかく感じられる時

2人でいても1人みたいな時間
1人だけど、孤独じゃない
自分は宇宙の中にいて
様々なものの1つなだけ
ただそこにあるだけ

残酷なものも優しいものも
至極当然にそこにある
それだけ

何一つ、傷つけず
傷つけられずに
暗い空間にぽつりとある
たくさんのもの

愛おしくもなく
腹立たしくもない
アフリカのサバンナや
川の水の中で
食べたり食べられたりする

そこには感情はない
ただそういう仕組みになっているだけ

そういうものに
わたしはなりたい