#20 高揚やがて舞を終えた娘が男のところにやってきました。「もう躰の方は大丈夫ですか?」天女を思わせる美しい声で娘は訪ねました。「みなさんのおかげでだいぶ善くなりました」男は女の舞を見た時の高揚を押さえきれぬまま答えました。・最初から読む ・続きを読む
#19 舞姫男は娘の歌を聴きながら酒を飲み、娘の舞いを見ながら肉を食らいました。見れば見るほど美しい娘です。艶めかしくゆるやかに舞い、かと思えば黒豹の如く激しく躍動する。炎に映し出される娘の瞳は朱色に光り、ほとばしる汗の滴はまるで宝石のようでした。・最初から読む ・続きを読む
#18 太古の鼓動その宴はそれはそれは楽しいものでした。太鼓のリズムが大地を這い、ハープの旋律が大気を震わせ、娘の歌が天へと突き抜けました。皆、酔いにまかせて、舞い踊り、男も皆の輪に入り酔い、踊り明かしました。砂の右手がさらさらと流れていく事も忘れて…・最初から読む ・続きを読む