悩んでいる時はたいてい視野が狭くて、
ある側面だけをみて
怒りも湧くし、悲しみにはまる。
同じ出来事にも
色んな側面があることを
知ってはいるのに
なぜか急に見えなくなってしまう。
どこにフォーカスするか、
どこにピントを合わせてるか、
どんなフィルターを持っているのか、
どんな過去の経験がそれを呼び起こしてるのか、
人それぞれに、感じることは
違うんだよね。
悩んでる時に、こっちに違う見方があるんだよと
声をかけてあげたとしても、
響かないことも、正直多いと思う。
むしろ、それを伝えると、
自分が悪いってこと??と
否定されたような気持ちや
共感してもらえなかった悲しさを
私の言葉にさらに重ねてしまうケースもある。
本当の悩みのタネは、
目の前の問題じゃなくて、
共感してもらえなかった悲しさ、
自分で自分を否定したり責めたり、
自分を恥ずかしく思ってたり、
自分に×していることだったり、
過去に傷ついた心がそのまま放置されてきた
ことだったりする。
心理カウンセリングは共感が
目的じゃない。
クライアントの世界で
クライアントが問題としていることを
同盟を組んで一緒に紐解いていくことだ。
クライアントは自分で解決する力を
持っている。
私は相手に必要だなって思った視点を
提示するけれど、
受け取るかどうかは
そして、どう受け取るかは
相手次第。強要できないし、
別に正解があるわけでもない。
私の率直な言葉が
どこかのタイミングで
なにかのヒントになるといいなぁ…
自分が自分の味方になれば
悩みはなくなる。
問題が起きたとしても、
“悩み”ではなくなる。
ただ共感して欲しいだけ、
そんな時もあってもいいけどね笑
解消されない心の傷や
苦しいセルフイメージを
目の前で何度も何度も
知らず知らずのうちに
繰り返して体現してる。
それに気づくだけで
だいぶ見える世界が変わると思うなぁ。