今までのブログ記事を読んで頂いた方には重複する内容もありますが、日本は少子高齢化が今後30年間で急速に進行します。今後の30年間で生産人口は30%減少し、高齢者は17%増加します。少子化による影響は生産人口の減少を起こし税金の一人あたりの負担を減らす結果をもたらします。つまり実質的には国民には給料の低下、企業には収益の低下をもたらす事になります。また、それにより消費も低下が起こりますのでさらに給料も企業の利益も低下する負の連鎖が止まらないと思います。また、高齢化の影響は社会保障費の増加をもたらし増税や社会保険料の増額を引き起こします。そして、日本は破綻するというのがこのまま何もしなければ30年以内に起こる現実です。

 

日本を破綻させないためには何を改善させなければならないかというと、少子高齢化を改善させねばならないという事です。

しかし、高齢化対策については政治の発言力のない私には変える事は非常に困難です。ですが、一応私の高齢化対策に対する考えは以前のブログで話しました。

 

少子化を改善させる方向で私は考えております。そのためには少子化の原因が何かという事を考えない限りは問題を解決させるための糸口はつかめません。少子化の原因には景気が悪くて子供を育てる費用を出せない事や子供が生まれても保育所がないのでお金を稼ぎながら子育てをするための労力的な問題もあるかど思います。しかし、これらについては端的に考えると完結出生児数( 夫婦の最終的な出生子ども数のこと )に関わる問題です。つまり、子育て支援などのお金に余裕があり、子供を育てるための保育所などに余裕があれば一人っ子の家庭で次の子の出産なども検討する余地が出てくるという意味です。過去の完結出生児数を下に示します(出生動向基本調査より)。

 これを見ると1972年の完結出生児数と比べても四捨五入をすればどちらも2という事です。つまり、1972年以降は結婚した夫婦からは2人前後出産をするという事が明かだと考えられました。

しかし、出生数の推移を下に示します。(厚生労働省のHPより)

これを見ると1972年では出生数も出生率も非情に高いレベルにあります。

しかし、完結出生児数は大して変わらないの出生率や出生数は下がり現在は低め安定という状況になりました。

この原因は未婚率、離婚率の上昇による影響が強い事が影響と考えられましたので、未婚率、離婚率を示します。(厚生労働省のHPより)

 

 

これを見ると未婚率は1972年のデータはありませんが、男性は5倍女性は3倍程度に上昇をしている事が分かります。また、離婚率は1972年と比べ3倍前後に増加しております。

つまり、出生数を増やすためには婚姻率を上昇させる事が必要だという事がおわかりかと思います。

出生動向基本調査の結婚に対する意識は以下です。

つまり、独身の男女ともに9割くらいは結婚をするつもりではあるという事です。

 

以上の事をふまえ私が行う活動というのは婚活支援事業を行うと同時に私が医師であり色々な悩みなどの心のサポートも行いつつ、婚姻数を増やし、出生数を増やしていくという活動です。

 

婚活支援事業などは色々な人がやっていると思われる方も沢山いると思います。では、そこらの婚活支援事業と私の活動の違いについてです。

 

1.私は自分の利益のためにこの事業を考えている訳ではないためNPO法人を設立する事でこの事業がどんなに拡大したとしても役員報酬などを出させないようにし、私には金銭的なメリットの出ないように徹底致します。これにより婚活にかける費用を減らしたいと思います。

 

2.私の目標は出生数を増やす事です。なので、婚活パーティーでは各々にアンケートを取り率先的に好意を持ち合う方同士をカップル成立出来るように支援します。また、恋愛経験がない方や経験が少ない人に対してもパーティー内でのアドバイスや恋愛セミナーなどで交際などの支援を致します。それだけではなく、交際前の悩みでも交際してからの悩みでも結婚前の悩みでも出産に向けての悩みでも育児に対する悩みでも、全く関係のない仕事や人間関係や病気や健康に関する悩みでも何でも悩みに対する相談を受け付け、その問題解決に向かう助言を致します。これにより日常生活、恋愛、結婚、出産、育児などの不安や悩みやストレスを解消させ、離婚数の減少および児童虐待など予防出来るのではないかと考えております。

 

3.全会員に戸籍謄本と健康保険証を提出して頂こうと考えております。これは既婚者が婚活パーティーに参加するのを避ける事と健康保険に加入をしている人同士の集まりだという事を確約したいという事です。保険や年金を払っていない将来不安を高めるような方は入会出来ないという事です。

 

つまり、要約すると比較的低料金で婚活が出来るようにする一方、悩みや健康や病気などのサポートも出来、かつ会員には既婚者がいない事や健康保険は入っているという保証付きです。コスパ最強の結婚相談所というようなイメージのNPO事業をやっていくという事です。

 

ちなみに年会費は3000円を検討しております。パーティー参加費は2000円前後(男女の差額は付けようかと思っております)を検討しております。年会費を3000円といういうのはNPO法人が年間100人以上から3000円の寄付を受けると認定NPO法人になるので、会員になるために年間3000円以上の寄付というようにするとこれが達成しやすいと考えております。しかし、寄付として会員費を集めることが出来ない法律であれば、再検討致します。ちなみに認定NPO法人になると会員も寄付額の総額より2000円引いた額が税金から控除を受けられるため婚活が節税にも使えるという事になります。なお、会員費を含めた収益につきましては、HPの作成、管理の費用や事業を行うための経費および会を手伝って下さるバイトスタッフなどの手当として遣わせて頂く予定としております。

 

そして、私の考える事業の方向性ですが、始めは私の活動範囲である首都圏で事業を行い、実績が出来たら各自治体に話を持ち出し全国規模にする事により婚姻率の上昇、出生率の上昇、離婚率の低下、虐待件数の低下が出来るようにしたいと思っております。

 

しかし、NPO法人を設立のための問題点もあり、役員、社員を含め10人以上いなければ法人化出来ないという事、色々と手続きが細かく面倒な点が多いと言う事です。

今はNPO法人設立について勉強をしつつ一緒に手伝って下さる方を探しております。

もしも東京、神奈川にお住まいの方でNPOを一緒にやっていきたい方がおりましたら、こちらでも、ツイッターでも声をかけて頂けたら幸いに存じます。

 

現在の日本にとって少子高齢化が最大の危機であり、それを解決に向かわせるためには根本的な少子高齢化の改善しかありません。そして、政治的な発言力のない私には民間から少子化を改善させる策がこのような策しか思い浮かんでおりません。さらに良い提案があればありがたいです。しかし、政治家は少子化を改善させるために本気の人間はいなく、この事業計画が成功出来なければ日本は破綻していくと思います。なので、本気で取り組んで行く予定です!

 

全国の皆々様宜しくお願い申し上げます。