Secret of Earth

Secret of Earth

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ノスタルジアの町に着いた

フィリップはカルチャーショックを受けていた。


「き、気味が悪いですね。

ど、どうしてですか、か、か?」

あまりの恐怖で言葉をしっかりと発せていない。


「しょうがない。なぜなら

グランドアナザーがここを灰化させてしまったからな。」


「グランドアナザーですか?

何ですか?ソレ。」


「簡単に言えば、まあ、簡単とかの問題じゃないんだが。

アナザーの長だな。町ごとにいるからな。」


(グランドアナザーか・・・。

気をつけなくちゃ。)


二人が町を散策していると、

鍛冶屋があった。しかしそこは、巨大な蜘蛛の糸が

きつく軋みながら張ってあった。


「ここで、武器を買ってやろう。

まあ、今だから中級の武器だな。

種類で言うと、ブレイヴグランツァーだろう。

よし、店主、店主!」


「あいよ!」

奥からは普通の人間が出てきた。

フィリップはやっと胸を撫で下ろした。


「ブレイヴグランツァーを頼む。

LVは30で。」

フィリップからしたら、到底理解できないであろう

言葉を発している。


「ステイツは?」

店主も同じだ。


「ステイツはドラゴでいい。」


「よし、待っとけ!」


数分して、店主が奥から戻ってきた。


「よし、出来た。ブレイヴグランツァー。

ステイツは、ドラゴ。LVは30。

これでいいな?」


「これでいい。19000レトンだ。

ちゃんと払ったからな。」


「おう!確かに受け取ったぜ!

じゃあな!」


そして、こちらもまた気味が悪い

武器をもってきて、ヴェルキは戻ってくる。


「お前の相棒だ。大切に扱え。」


武器を手にした感触は相当なものだった。

龍の皮を使い、柄の下のほうには何らかの宝玉が付いている

ヘッドと呼ばれるであろう場所には、龍頭がまるまる付いていた。

しかも、自我があるらしい。

どれもこの世に存在するものなのか。

恐ろしくて捕りつかれそうになってしまいそうだ。



そんなコトを考えているうちに、むこうで凄い物音がする。

「おい!フィリップ!ぼけるな!

グランドアナザーだ!」


(グランドアナザー!?

まさか!!!)


鍛冶屋を出て急いで、角を曲がり

大通りに出る。

そこには、3m強の身長をしたグランドアナザーが立っていた。

あれは、どう見ても見た目からして

ゾンビだった。



「そういえば、なぜここに来たんだ?」

今更ながら、ヴェルキが聞いてくる。


「え~ッ・・・、飲み友達がトビラのコトを喋りだして、

それで、行ってこいって雰囲気になって・・・。」



「そうか、しかしあのトビラは誰にも知られてはいけない存在。

それゆえ存在を知り、目にしたものは、ココに来ることになる。」



荒れ果てた荒野を歩きながら、

ふと思う。


「そういえば、あの自分が契約のときに渡した

『コア』って何なんですか?」


「『コア』か。アレはこの世界を構成している鉱石で

意思がある。以前、トビラに存在すると行っていたが、

ホントにあったとは・・・。」


(そうなのか・・・)


話しながら歩いていくうちに、

フィリップからすると、第一の町「ノスタルジア」に近づいていた。


「もう少しでノスタルジアに着くが、『コア』の話を続けよう。

コアはかつて王が手にしていたもので9つ存在する。

そのうちの4つを王が持っていた。

昔の文献にもこう書かれている。

『天地核を手にした者覇王なり、

正しき終焉迎えし、黒き神は目覚めん!』

と書かれている。天地核とは9つのコアの事で、

黒き神とは・・・、まだ教えないでおこう。

意味合いとしては、

『コアを手にした者覇王となり、

正しき終わりを迎えるための、黒き神は目覚めし!』

ということだ。すまん。長くなってしまって。」


「そうなんですか・・・。ド素人には難しすぎますね。」


「そんなことは無いと思うがな・・・・・。」

小声で、フィリップには聞こえないようにした。


「よし、ノスタルジアだ。」



ノスタルジアに着いた。

しかし、そこは廃墟ばかりで、

ゾンビの街だった。



アナザーワールドにいたフィリップは、驚きを隠せず、

周りをキョロキョロと見回し、

安全と確認して、ため息をついたとたん。


「おい、お前。なにもんだ?」

鋭く、冷たい声がフィリップの神経を鋭く尖らせた。


「あ、あなたはどなたですか・・・?」

少し怯えつつ、相手を確認する。


「オレ?オレはヴェルキ。ココ、アナザーワールドで

5年近く活動している。

お前と同じく、トビラのアナザーに引っ張られてココに来た。

それで、名前は?」


「自分の名前はフィリップです。

アナザー?ですっけ。それに連れられてココに来ました。」


「そうか、フィリップか・・・。

それで、お前。これからどうする?」


「宿みたいなトコロを探します。」


「やめとけ。この世界には宿などない。

だから・・・、



オレについてこい。」


「いいんですか?」


「ああ、いいさ。その代わり契約をしろ。

オレはお前と共についてくることを許す。

お前は何をよこす?3秒で考えろ。」


「え?3秒ですか!?」

さすがに、フィリップは凡人いや、凡人以下なのか

それは、ムリである。


「終わりだ。さあ何をくれる?」


「え~っと・・・、コレをあげます。

これで、どうですか?」


「何!?コアか!

よし、ついてくればいい。」

フィリップは光輝く物体をポケットから取り出した。

こんなのでいいんだ・・・、よくわからないけど・・・。


フィリップとヴェルキは、

眼の前へと、脚を共に進めた。


「しかし、言っとくがこの世界はそれほど

甘くはない。しかも、さらに言えば・・・

地獄だ。