釈然としないのよね~。
やっぱり。
私は原作漫画を週刊少年ジャンプで連載していた時に毎号毎号楽しみに見ていました。
なのでまず前作の映画が納得いってません。
劇場に前後編を観に行きましたが、違うなあ、という印象しか残ってません。
23日ルールでLが出し抜いたのも、凄いアイデア、と思いはしました。
でも、原作ではキラがLを倒せたのが凄い、と思ってたので、なんか違うよなあと。
原作ではL亡き後、ニアとメロの二人掛かりでやっとキラを倒せたのに。
前後編にしてもなお全12巻を実写化するのは難しいんだなと、残念に思った次第でした。
そしてそれを踏襲しての正当な続編、LNW。
原作の、ではなく、映画の、続編なんですよね。
だから、そもそも不安視してました。
結局余計釈然としない気分に陥りました。
主人や息子たちは面白かった、と言っていたので、映画としては成功なんだと思います。
私もドキドキハラハラ次はどうなるの⁉︎と引き込まれはしました。
ただ、それだけなんですよ。
いわばアトラクションみたいな映画。
映画館の中では楽しいけど、出たら多分忘れるタイプの映画。
こういうのが好きな人には大満足な映画だと思います。
一番釈然としないのはキラの遺伝子を残した子供がいたことです。
Lの遺伝子は何となくワカル。
でも夜神月は普通の青年だったから、そんなのを残すというシチュエーションが理解しがたい。
これは主人も同意でした。
新生キラにこだわるのも不思議でした。
別にキラを継承するは必要ないんじゃないかな。
それが一人に集約される必要もないし。
なんか正当な続編になろうとして無理にLや夜神月を引っ張りだそうとした感があります。
私はDEATH NOTEの続編、と聞いたとき、名前をかかれたら死ぬ。地上には6冊のDEATH NOTEがある、の2点で推すのかと思ってたので、ミサミサや松田を出して、しかも殺しちゃうのはどうかなと。
もっとオリジナルキャラで頑張った方が良かったんじゃないかなあ。
DEATH NOTEがただの厄介な武器みたいに争奪戦だけになっちゃったのもなんだかなあと。
死神大王の後継者のとこも釈然としなかったなあ。
Lの後継者、キラの後継者、夜神月の遺伝子を持った子供、ときて死神大王の後継者。
そんなに後継者がいるんかい、とツッコミたくなりました。
オリジナルで頑張れなくて、
偉大な作品を引っ張り出して名前を借りて体のいい作品に仕立て上げようとしたんだろうけど、目論見が透け透けに見えすぎた作品でしたね。
まさに竜崎がLを超えようとして足掻いたまんまでした。
オリジナルで凄いの作れよ映画界
あら、川柳になっちゃった。
釈然としないことばっかり書きましたが、全然ダメというわけではないです!
三島がDEATH NOTEの所有権を放棄してたことがわかったとこは衝撃でした。
うすうす三島がキラ的行動をしてたのではないかと想像はできたし、一年前に魅上を追い詰めて何も出なかった、と言ったあたりから、怪しいな、てなったし。つまり伏線生きてました。
紫苑の佇まいは素晴らしかったです。
huluのストーリーが映画にちょっとでも組み込まれてると良かったかも。
惜しいなあ。
最期、敵対してたのを助けたのは、正直なんで?とは思いましたが、次男はそこが良かった、と言ってたので、そういえばこういうのがいいんだなぁと認識しました。
即死、て書いた後に名前を書くのも良かったですし。
部分部分いいとこもあるんで、全否定はやめときます。
さて、三島が竜崎として生きる続編は出るかなぁ。