今回は、終末期医療の先にある選択肢「献体」と「臓器移植」についてお話します。 これらに共通する最も大切な前提は、「必ず生前に意思表示をし、家族の同意を得ておくこと」です。
1. 「献体」の流れと注意点
献体とは、医学・歯学の発展(解剖学実習など)のために、自分の遺体を提供することをいいます。
【生前の準備】 希望する場合は、医科・歯科大学や献体篤志団体に登録をします。申込書を郵送すると、後日「会員証」が届きます。 ※最近は希望者が増えており、病歴や地域、葬儀の形態によって受け入れが制限される場合もあります。
【死後の流れと家族への影響】 亡くなった後、大学等へ移送されます。通夜や葬儀は通常通り行えますが、遺骨が戻るまでには通常1~2年、長い場合は3年以上かかることもあります。 「すぐに納骨してあげたい」と願うご遺族との間でトラブルにならないよう、事前にしっかり話し合っておくことが不可欠です。
(詳しく知りたい方はこちら) 参考:公益財団法人日本篤志献体協会 http://www.kentai.or.jp/
2. 「臓器提供」の流れと意思表示
臓器提供は、病気や事故で臓器の機能が失われた方に、善意で臓器を提供し、移植につなげるものです。
【生前の意思表示】 「ドナーカード(臓器提供意思表示カード)」のほか、現在は運転免許証、健康保険証、マイナンバーカードの裏面にある署名欄、またはインターネットからも意思登録が可能です。 不慮の事故に備え、常に携帯しておくことが推奨されます。
【死後の流れ】 脳死下、または心停止後に、ご家族の同意を得て手術が行われます。 臓器の摘出は速やかに行われ、お体はできるだけきれいな状態に整えられてからご遺族のもとへ戻ります。その後の葬儀などは通常通り行うことができます。
(詳しく知りたい方はこちら) 参考:公益社団法人日本臓器移植ネットワーク https://www.jotnw.or.jp/
終末期医療のシリーズを終えて
全3回にわたり、終末期医療に関する準備についてお伝えしてきました。
- 事前指示書
- 尊厳死宣言書
- 献体・臓器移植
これらすべてに共通するのは、「自分の望みを明確にすること」が、結果として「遺される家族の迷いや負担を減らす」ことにつながるという点です。
みなさんの終活に、何か一つでもプラスになる情報はありましたか?
この記事が、あなたの大切な未来と、ご家族との対話の一助になれば幸いです。
それではまた次回、お会いしましょう。
リゲル行政書士事務所からのお知らせ
最後までお読みいただきありがとうございました。 当事務所では、皆様の不安を安心に変えるお手伝いをしています。
■ お悩み・ご相談予約はこちらから
↑公式LINEでは、いつでも相談予約が可能です。(HPからも予約できます)
■ 事務所について詳しく知る⇒HPへのリンク
■ SNSで役立つ情報をチェック!
X Instagram Youtube TikTok