年明けのスペシャルドラマ『人生最高の贈りもの』に
向井理さんが出演されていました。
向井さんは温厚で柔らかなパーソナルキャラクター。
ありのままを全て受け入れ、自分のものとし、
取り込むという特徴をもっています。
向井さんは余命宣告された妻から
「長年擦れ違っていた父と何気ない日常を過ごしたい。
残された時間の半分を使って父との思い出を作りたい。」
とお願いされ、それを受け入れた夫役を演じていました。
通常、このようなドラマは感情を前面に出して
描かれることが多いと思うのですが、
感情の動きを激しく表現するようなことはほとんどなく、
どのシーンも穏やかに描かれていました。
中でも向井さんが演じていた、残された時間の半分を
父と過ごしたいと妻からお願いされるシーン、
その話を後に義理の父へ話すシーンなど、
とても穏やかに描かれていて印象的でした。
これは、温厚という特徴をもった向井さんが演じる
ことで過剰でも過少でもない自然な演技となり、
向井さん自身のもつ柔らかな印象がその場の
空気感としても作られたからだと思っています。
そしてそれにより、妻が余命わずかな病気であること、
残された時間の半分を父のもとで過ごすことなどを
受け入れた夫として感じられ、妻の意思を尊重し、
受容していることが違和感なく伝わってきました。
また、このグループの特徴として、事実を正確に捉え、
感情を交えずに言葉にするだけで、自分の思いまで
伝わるというものがあります。
そのため、妻の病状や本人から聞いた思い出話を
ただ話すだけで、感情を露にするような演技を
しなくても、相手への尊敬や深い愛情まで視聴者に
伝わることに繋がったのではないかと思います。
これも向井さんが演じることによる効果だと
rifascinoでは考えています。
このドラマは妻の最後までを描いていたわけでは
ありませんが、残された時間の最後は妻と夫の
2人で穏やかに過ごしていくのだろうということが
想像させられるような、年明けにふさわしい、
ゆったりとした気持ちにさせられるものでした。
※向井理さん<gentle>
一般的パーソナルカラー:summer
一般的パーソナルスタイル:ソフトクラシック