仕事帰り。いつもの並木道。
半分放心状態で歩いていると、知り合いが家族そろって歩いてきた。
パパは赤ちゃんをだっこ。ママと2人のお兄ちゃんたち。
「こんばんは。どちらへおでかけ?」
「夜のお散歩です。」
そう言って、並木道の先にある夜の森に出かけって行った。
なにか今日が特別というのではなく、ごく日常的な普通のできごとなのだろう。
そんな雰囲気に溢れていた。
この家族にはなんて豊かで幸せな時間が流れているのだろう。
この子どもたちには、なんてステキな時間が保障されているのだろう。
お兄ちゃんの人となりを知っている。
あの豊かな感性や、穏やかな性格や、こころゆくまで探求していく集中力や…
その源が垣間見えた気がして、
うらやましいとか、あこがれるとか
そういう次元でなく、
なんと言葉に表したらよいのかわからない衝撃が心に刺さりました。
夜の森に家族全員で出かけることが特別ではないことこそが豊かさなのだろう。
どうしても書き留めておきたくなった。


