初出勤の日。

店の引き継ぎ作業も含め、いろんな話をしました。

自分のやってきたこと、ちょっとした自己紹介。
その日一日はあっという間に過ぎて行きました。
どんな話をしたのかもよく覚えていません。
でも、お昼休憩も、トイレに行くことも忘れて、ずっと話していたいと思ったことを覚えています。
もっと知りたい、もっと、もっと。

明るくて、真面目な人なんだなーというのが第一印象でした。

私とは仕事のやり方も、性格も正反対。
これから、この人と仕事をしていくんだ。

ちゃんとやらなきゃ。
几帳面なあの人。大雑把な私。
きっとうまくいかない。
そう思いました。

それから、土日のどちらかだけシフトが被るという勤務スタイルになり、会えるのは月に2回から3回。

もちろん、もう一つの店舗の常勤さんとも同じ条件です。

シフトが被れば、性格が正反対が故に仕事のことでやっぱり衝突しました。
お互いに同じようなミスをしても、私はそっと訂正してあげるタイプ。
あの人は、きちんと注意してくるタイプ。

そこから正反対でした。

でも、いつだってあの人の方が正しくて、私は謝ってばかり。
きっと迷惑もいっぱいかけたと思います。
同じく、私もいっぱい迷惑被りましたけどww

腹も立つことも多かったけど、それでも嫌いになれません。
もっと頑張らなきゃ!そう思いました。

いつの間にか、シフトの被る日を指折数えるようになりました。

その度に喧嘩になるパターンです。
何もかもが正反対。

それでもなんでこんなに気になるんだろう。
その時から、きっと好きになってたんだと思います。
自覚があったのに、それを無視していました。

私には彼氏がいる。
あの人にもきっと、、、、。

連絡先も知りませんでした。
私たちを唯一繋ぐのは引き継ぎノートだけ。

でも、、、、、

転機が訪れました。

それはこの店舗の可愛らしい元常勤さんの送別会でした。

きっとこれがはじまりだったのかもしれません。