二十曲峠をリスタート

少しすると目の前に渋滞の列が!

え??渋滞するような岩登り的なところはもう少し先なのでは???

と驚き

スタート時間が0時になったから?

KAIと重なったから??

そして何より私が遅いから!?

大渋滞にどハマり



始めは

ま、まぁね休憩休憩~

とのんびり構えていたのですが、全く動く様子がなく

そのうち、スタッフさんが逆走してきて

どうやら通過に1時間から1時間半ほどかかるかも。。。。と

「とにかく寒くならないように防寒してください!」

とも

確かにここの場所、風も吹き抜け日も当たらないのであっという間に体が冷えてきて

エマ―ジェンシートを巻き付ける人も出始め

何だか集団遭難のような雰囲気が漂い始めました

でも周りのランナーと

どうなるの???えー何なの??

と愚痴大会という名の絆も芽生え始め



私も夫や応援してくれてる仲間にLINEをしたり、そんな風に過ごしていました

焦ってもまあどうにもならないわけですし

ただこの場所ブヨがブンブン飛んでいて

それは恐怖でしかなかったです。。。

 

そしてジリジリとした時間が過ぎましたが

ようやく流れ始め〜

いつも辛く感じる杓子も充分な休憩?をした後だったのでさほど辛くもなく進むことが出来ました

無駄な時間を使っちゃったけど、ラストに向けて少し休めたというのもありました

 

そして杓子山山頂到着!

時刻は15時6分

杓子の下りが終わり、長い長いロードの下り

「これ、間に合いますかね?」

と一緒に走るランナーに話しかけるも、みんな

「やばいね…ギリギリかもね」

でもこの渋滞で関門について検討中との話も耳に入ってきて

「吉田でうどん食ってリタイアだ~もう間に合わないもん」

と愚痴ってるおじさんも居ましたが

私はとにかく諦めずに進みました。

このロードも頑張った!

IBUKIをみていた夫も

進む速度がビュンと上がったのでかっ飛ばしていることが分かったそうです

 

そしてようやく富士吉田エイド(147.8K)に到着


時刻は16時18分

予定より1時間遅れ…

渋滞に1時間まるまるハマっていたようです…

 

そして富士吉田エイドと言えば名物のうどん!

2年前は数本しか食べられなかったけどほぼほぼ1杯食べることが出来ました

汁も美味しかった~

ここでボラをしてくれていたJimmyさんによると

渋滞のためにお腹が減ったり、私のように胃腸トラブルが改善したランナーも多かったようで今年は例年より断然出荷うどん数が多かったそうです

 

ここのエイドでも今後の延長だったりの話は詳しく発表されておらず…

トイレに行って慌ててエイドスタート

ここの滞在時間はなんと7分

今までで最短(笑)

エイド出口のところでJimmyさん登場



ラストに向けて背中を押してもらいました

長丁場のボラ、ほんとにお疲れ様でした!

 

吉田からゴールまでは18.8K

もう走れる足はほとんど残ってないけど、ずーっと歩いていてはとてつもなく時間かかるし間に合わない!と走ったり歩いたりで進みました

そんなところで車の中から夫の声援

 




霜山に入る前のところでも待っていてくれました。


疲労感が凄い(笑)


そして路上の誘導のスタッフさんから

「ゴール時間1時間延長されました!」

との朗報

ようやくここで安心出来ました

発表…遅くないか…?

もう間に合わね~

って言ってたおじさんも間に合ったのにな~と思っていました

吉田の前で諦めちゃったランナーさんも結構居たんじゃないかな…

 

民家の間を縫って走り、登山口到着



ここからラスボスの霜山に向けて出発

始めの急登はビビりました

足だけでなく腰にも来ちゃってヒーヒー言いながら進みました

そこから少しなだらかになるものの、終わりの見えない九十九折が続きます

 

そしてまた気持ち悪さも再現

後ろを確認して人がいないのを確認すると

オエ~

としながら進んでました

 

ガーっと走っていれば気にならないかもしれませんが、止まるようなやっとこさ具合なのでまたブヨがブンブンしだして

この時点で2か所くらい刺されてて!

対処するのが本当に面倒でほっとこうと思ってしまったけど、1~2日後の辛さを思い(←尋常じゃないくらい腫れる)

脇に逸れてレインのロングパンツを履きました

 

2年前は霜山からの下りはぶっ飛ばし気味に下れたのですが今年はもうヘロヘロ

とにかく進まない…

走れなくなってしまいました

私の課題…

終わりが見えてくるとと途端に緊張感?が切れてしまいヘロヘロしだしてしまう

ハンガーノックどと思ってたけど、今思うと体というより心だったような気がします

そして3回目のヘッデン装着

3回目って…

テールランナーの宿命

 

この辺で

「力が出なくて完全歩いてるから時間かかりそう」

と夫に電話

「頑張って。二人で待ってるよ」

と。

2人?

なんとこの寒い中、超インドアの娘もゴール地点に来てくれていると。

車で待機だと思ってたのにー!

それを聞いて

よーし!!!!

と一瞬力が出ましたが長くは続かず…

 

とっくに家に帰って(←キーっ)睡魔と戦いながら追跡してくれてるトラから

「ラストの北麓は途中に出てきたロードとは違って林道のなだらかな感じです

富士急から4キロ位。

ラスト3キロから距離表示も出ます」

との追加情報も有難かった~

おさんや嫁さん、ナガイモさんからの

「がんばれー」

のラインも本当に心に染みた

グループラインでも追跡してくれている仲間の存在をビシビシと感じておりました

 

 

とにかく歩き倒して

ついに富士急ハイランドが目に入ってきて

ここがゴールだったらどんなにかいいのに

と思いましたが、今年はゴールまでここから更に5キロ

セブンに吸い込まれトイレに寄り

ハンガーノックだとしたら何か食べた方がいいのか?

と棚を見渡しましたが食べたいと思う物は無く

そっとお店を出ました

 

満身創痍のわたくしと同じようにやっとこ進んでいるランナーさん発見

声を掛けられるとタイ人の男性

ここからまた私の片言の英語でコミュニケーションw

気が紛れて有難かったです。

 

そしてラスト3キロからの距離表示登場

1キロがまたとてつもなく長かった~

随分時間かかっちゃいました

 

北麓公園の敷地内に入り

「おかえりなさーい!」

と沿道の人からの声

その先に夫と娘が待っていてくれました

 

戸惑う娘も呼び寄せ3人でゴール

21時27分

45時間27分の私の旅がよーやく終わりました

 

ライトアップされてキラキラとしたゴールゲート

制限時間ギリギリのランナーの特権でしょう!

話題になったゴールテープ渋滞も私の時はなかったですw

フィニッシャーズベストを貰い

記念に写真を撮ってもらいました!



娘が大会について来てくれたのは初めてで。

一生の思い出


あっという間に身体が冷えてきて

わたわたと帰り支度

近くのお風呂で2日ぶりに綺麗になり

胃が痛いために直後食べられず

車中でぶるぶると震えながら帰宅

その後の様子は既にブログアップした通りです


色々と言われることも多いFUJIですが、やっぱり素晴らしい大会!

100マイルは本当に長くてキツくてキツくてキツイ!!

だからこそ先を見過ぎでもダメで

目の前の事を淡々とこなして

まずは次のエイドまで

まずはその曲がり角まで

その繰り返し

何か起きたらその都度やるべきことをやる!

今の私の生き方にも最も大事なこと

って改めて感じた二日間でした


以上長々とレポしましたがこれにて終了〜

読んでくださってありがとうございました


最後に夫と娘へ

ありがとう



おまけ

ストラバ…182キロになってた!

携帯忘れて戻ったけどそんなにゃ戻ってない😆


おしまい!