今回は欧州その他の土地に伝わるシンボルを

御守りとする例を挙げます。

 

マチルダさんのシンボリックなジュエリーは

精巧で軽く、スタイリッシュです。

 

女性の魔女さんの好む、月とペンタクルの豪華なネックレス

をしたマチルドさん。

*Photo credit: Ampelopsis Photography https://ampelopsisphoto.wordpress.com/

 

さて、簡単にご説明いたしましょう。

 

★まず、五芒星。

ペンタクルと呼ばれるのが円の中に星が入っているもので、

星そのもののものはペンタグラムと呼びます。

 

ペンタグラムのほうですが、五芒星は私たちの国、

日本にもある御守りです。

実は世界中で古代からの魔除けなどとして使われています。

 

日本の場合は海女さんたちが無事に海から帰るために

彼女たちのハチマキに描かれましたそうです。

 

織田信長の「織田木瓜」は私の父方の家紋ですが、

桔梗の花弁が五芒星と見立てられたデザインらしいです。

 

 

*Photo credit Wikipedia 日本語版

 

また、日本軍の軍服や一部帽子にも付けられました。

平安時代に活躍した陰陽師の安倍晴明もこの星の印を

家紋にしておりますね。

安全祈願と厄除けですね。

 

 

*上の図はWikipedia 日本語版より

 

西洋では、水、空気(風)、火、土の四つの元素に

「霊」を一番上に掲げ、やはり御守りとしますし、

「黄金比」と呼ばれるバランスの美しいかたちであると

ダビンチも五芒星を円で囲んだ中に人間を描いています。

 

古代ではシュメールやメソポタミアで金星の女神と関連があると

されました。金星と地球が太陽の周りを回る時に描くラインが

五芒星を基本とした桜の花弁のような神聖図形を描くのを

古代の人たちは知っていたのでしょうか?

 

こちらの白魔女さんたち(ヒーラーさんや占い師さん、

儀式を行う巫女さんのような方々や薬草を使ってのご祈願をする人、

とにかく、民間伝承を受け継いで何かをする人をすべて魔女と称しますが

決して悪い意味ではなく、聖なる古来からの方法でどなたかの願いを

叶えようとする善き精神を持った方々のことです)も

自分自身を守るため、そして儀式の空間を浄化するため、

願いごとを叶える(着地させる、と言います)力を得るために

五芒星のペンダントや指輪を必ずしています。

 

私もペンタグラムと呼ばれる周りに円のないものを

タリスマンとアミュレットの二つ持っております。

周囲に理解が得られない環境では隠して大きなものを

着けておりますが、普段は小さなアミュレットタイプを

しています。

 

★下がペンタグラムです。

タリスマンタイプは下のサイトに何種類かございます。

 

 

 

ペンタグラムが下の星のみの名称です。

 

*Photo credit: under the pyramids

 

ペンタクルは下の写真で「円で囲まれた」ものを言います。

 

*Photo credit: under the pyramids

 

★アミュレットタイプには指輪やブレスレットもあります。

サイトは下です。

 

 

 

*Photo credit: under the pyramids

 

*Photo credit: under the pyramids

 

月のマークもあります。上限・下弦の指定可能です。

 

*Photo credit: under the pyramids

 

月と星を両面に彫っていただくことも可能です。

小さいアミュレットタイプはとても着けやすく、

周囲の目にも普通の可愛いペンダントとして映りますね。

チェーンの長さによって小さなシルバーの板板にするか、

少し大きな板板にするか決められます。

 

次のシンボルは百合の紋章

これは実はあやめが本来のデザインソースであったそうですが、

フランスの王様がカトリックに入信して以来、

聖母マリアの受胎告知の画によく描かれている

乙女の証である白百合とされ、以降「マリア様の御加護」と

馴染まれたそうです。

今では、世界中のほとんどの地で「百合」とされています。

 

下のようにボッテッチェッリもダンテ・G・ロセッティも

描いたように処女マリアの花は白百合です。

 

 

 

この紋章はフィレンツェとカナダのケベック州に取り入れられて

おり、もちろんフランス王家のものでもあります。

マチルドさんはお母様方がケベックご出身なので、

これをデザインしたとおっしゃっていました。

 

 

 

 

 

わざと左下が薄いようなスタンプをイメージして

デザインされています。

 

*Photo credit: under the pyramids

 

私はこの商品が大好きで、気品のしるしともいえる

この紋章のようなペンダントを指輪とセットで

マチルドさんに作ってもらいました。

 

★次のペンダントです。

五芒星と同様に古代から尊重されているのが六芒星ですね。

北ヨーロッパの家のドアの少し上に飾られていたり、

家に置かれたり、装飾品として身につけられていた可愛らしい

ペンダントをご紹介いたしましょう。

HEXAFOIL ペンダント

「HEX」 というギリシア語の「6」をゲルマン系の言語に訳す時に

「ヘクサ」としたようで、ヘクサホイルと呼ばれます。

しかし、「魔女マーク」などとも呼ばれているんですよ。

アメリカのペンシルバニア州のオランダ系の家々に昔から

飾り付けられていたのがデイジーの花のようなこのマークです。

時代が過ぎていくにつれて、ヘクサホイルとはなんの関係もない

鳥や花や動物たちの家の正面の屋根とドアの間に飾る「厄除け」

のことをHex signと呼ぶようになりました。

 

*Photo credit: Wikipedia

 

先ほども書きましたように魔除けでありながら、

魔術を行う人が身につけた装飾品であるのは何故か?

それは六芒星の「上のものは下に着地し、下のものは上へ」という

言葉がありますが、魔法を現実化させることを「着地」と言います。

そのような意味からだと私は思います。

 

*Photo credit: under the pyramid

 

こちら上下がヘクサグラムペンダントです。

とても可愛い封書の印のようなスタイルになっています。

私が次に欲しいと思っているのが実はこのペンダントです。

夏に短めのチェーンで。

 

*Photo credit: under the pyramid

 

魔女のペンダント・へクサフォイルアミュレットのサイトは下に

貼っておきます。

ロゼットとも呼ばれるマークです。

由来はローマ建築ですが、ゴシック建築の教会に多く、

薔薇のように中心から回転するように装飾が拡がるので

そうも呼ぶのでしょう。

下はパリの近郊のサン・ドニ修道院の美しい窓です。

 

Photo credit Wikipedia Japan

 

 

 

まだ、ございます。

 

★これも私はすでに持っていて最近はかなりのヘビーローテーションの

ペンダントです。「聖杯」という名前で精巧なペンダントです。

 

*Photo credit: under the pyramid

 

このペンダントの裏はフラットなのでコロコロ転がったりせず

しかも、軽いところがマチルドさんの知恵なんです。

 

 

聖杯とはキリストの最後の晩餐のワインまたは

カトリックのミサで最後に聖別したパン(キリストの肉体)とともに

信者さんたちに十字を切りながら与えられる聖水(ワインの代わりで

キリストの血を表す)を入れた盃です。

 

欧州の各伝説や物語に「奇跡を起こす何かが入っている」

また、「その聖杯自体が治癒や戦士の力を強化するなどの"奇跡"を起こす

もの」だという代物で、「アーサー王の伝説」などでは

不思議な奇跡を起こす聖杯を探す騎士たちの物語が有名になりましたね。

Holly Graal と英語では呼ばれます。

私はこのペンダントを手のひらに乗せて、願いごとをチャージしては

叶うとまた、浄化・チャージを繰り返して使っています。

ハートの位置に聖なる白い光があるようなイメージニングをしたりも

しています。

 

*Photo credit: under the pyramid

上の真ん中が聖杯のペンダントです。マチルドさん。

 

サイトは下です。

 

 

★ラッキーシンボルの鍵のペンダントと聖杯を重ねて着けてもゴシック調で素敵です。

この鍵は実際に鉄のものを私は二つ持っていますが、

家具の棚やオルゴール、ジュエリーボックスなどの小さな鍵は心を開く、

ドアを開く、または閉じるその権限を有しているとして、

ヨーロッパでは結婚式にもテーブルデコレーションとして使われる縁起物なんですよ。

 

*Photo credit: under the pyramid

 

*Photo credit: under the pyramid

 

下は鍵のペンダントのサイトです。

 

 

参考文献
 
 

 

★次の回はいよいよマチルドさんのマジックキットについてです。