アストロロジーは特にほかの占いとは違います。
西洋社会では「占い」というくくりから
多少逸脱しているのがアストロロジー、
つまり西洋占星学なのです。

まず、知らなくてはならないのは…

鑑定を受ける時にも役立ちますので、
ご参考になさってください。

☆鑑定家は吐き出す場所ではない。
失恋直後などの興奮している時のお客様には心理カウンセラーのリストを渡して帰しなさい。
英国のオラクルカードの資格認定試験のテキストブックにこう書かれています。
占い全般に言えることですが、
自分が聴きたいことを鑑定家が言うとは限りません。
いったん持ち帰って何週間か寝かせておくとピン!とくるケースが多いです。
聴ける心理状態になるまでは自分でカードを引いたりもするな!と英国のオラクルカードの講座では習います。
アストロロジーも実は鑑定家のほうが星を読み、
解釈を伝えるのが仕事ですので、
お客様より多くしゃべります。
聴いてほしい!気持ちを鎮めたい!時に良いのは心理カウンセリングです。
カウンセラーは逆に意見、助言はある程度の時間を経てからでないとしてはならないことになっています。そちらのほうが適切です。

☆西洋占星学(アストロロジー)は私の場合は「言い切らない」です。
怖いものではありません。
例えば、「結婚はいつできますか?」という問いには「どんな結婚がしたいか?」「結婚にトラウマはないか?」「両親との関係は?」なども伺います。
愛またはお金の星金星の良い配置で「恋をしたり、楽しい適職を見つけたり、収入が増えたり」は多く見るケースです。
ただし、私のケースを例に挙げると、結婚に興味がない人間だったので、
適齢期の金星は「イタリアで楽しい生活」「恋愛」「好きな仕事に就く」などに使っていました。(^^)
しかし、西洋占星をやるようになり
「ああ、この次の金星こそ、結婚と収入アップに使おう!」と決めていました。
意識を変えることが先なのです。
なので、皆さんには「悩みのない時こそ、未来の設計図を!」「まずはとことん、ご自身のホロスコープを性質のみならず、過去の星の使い方まで私に確認させてください」
そう言うのです。

さて、結婚については愛の星金星で私は今の主人に出逢ってますが、入籍したのは契約の星の水星が応援した時です。
夫のほうにも金星の良い配置があったのを見届けて、「あ、この人は結婚するな。せめて、一生に一度という大恋愛をするタイミングだな」
と読み、お付き合いを決断しました。
将来的な仕事運も良かったのと、
火星が乙女座なので浮気できないタイプだということも読んでいましたし、
当時の私の星図を世界地図に落としたアストロマップという技術では、夫の住むParisに太陽ラインという最高のラインが通っていました。
いろいろ読んで彼を選んだのですが、
夫がプロポーズをしてきたのは「土星というケジメをつける。責任をとる。独立する」などの性質がある星がいい位置に入ってからでした。

このように、どの星を使って「結婚」するかはわかりません。
お客様の意識を変えることが私のセッションでは一番重視しております。
堂々と公言します。
西洋占星は当たる、当たらないの議論すら、
私たちアストロロジャーは馬鹿馬鹿しくてしないんです。
なぜなら、「そこにあるもの」だから。
人間の意識が地球とともにあり、
地動説のほうに当てはまる動きをしているのでは?とある西洋占星の大御所の先生に私は言われました。
「アストロロジーはなぜ、当たるのですか?オカシイですよね?」と質問したからです。

星は使うものであり、
どう使うかは意識を変革するしかない。
概念や偏見に惑わされないで、
または「ラッキーかアンラッキーか」という浅い感情の水面の揺れだけで自分の人生を卑下したりしないようになさってください。

私のアストロロジーとの付き合い方はそういうことなのです。

☆必ず、ポジティブに読む!ポジティブに受け取る!

私がお客様に録音を希望するのは、
実はポジティブなことを言っているのに、たったひとことの「気をつけてくださいね」のみをお心が気にして、そのことで頭が不安でいっぱいになるケースがあるからです。
落ち込んでいる時は誰でもそうなります。
なるべくポジティブにお話しはしますが、
やはり、星はきちんと読まなくてはなりません。
コロナ禍は第三次世界大戦のような配置だ、とは私は平気で言っています。
ただし、のちに今までになかったような素晴らしい変容が起こる!とも断言しています。
そういうことなのです。

☆アストロロジャーは霊能者ではありませんし、私は霊界からの情報は信頼しないタイプです。
これは私見であり、すべてのアストロロジャーには匹敵しません。
まずはお客様の(特に私たち日本人やその他アジア人には多いのですが)ご質問で、 
「この先の私の人生はどうなりますか?」というのには答えようがありません。
どのことについて、今どのような状況で、
この先どうしたいのか?」を私のほうからは伺います。
言い切ることはできませんし、お客様に失礼だからです。
稀に「この人当たるかな?」という疑心から、状況の詳細をわざと隠す方もいらっしゃいます。
私は透視術や読心術はしません。
アストロロジャーを透視する人、預言をする絶対的な存在でなければならない!という勘違いや期待は「依存心」から来ているものだとしたら、
危険でさえあります。

ご自身の参加しない人生はありえません。

☆アストロロジーの鑑定は身の上相談でも、
聴いてくれるだけでよかったのに…、
という性質のものでもありません。

基本的に私のほうが会話の舵を取ります。
星の解釈を読み、なるべくポジティブに伝えなくてはならないからです。
お客様の悩みを長い間話させるというのは占星学鑑定のプロの仕事としては、
低レベルです。

お客様が嫌だった出来事を話せば話すほど、
お客様の脳内はそのことでいっぱいになります。
共感してもらえばいったんは心は落ち着いてくれるでしょう。
ただし、それは心理カウンセラーの仕事であり、私の仕事ではありません。
しかも、共感は依存を起こさせます。
アストロロジャーは定期的にお客様の検証をし、一緒に未来を築いてゆくことは喜んでしますが、グルとかメンター扱いされるのには違和感を感じる人が多いです。
あくまでも、ストラテジーを一緒に考えるポジティブな存在でありたいのです。

自分の意見を私が言うことはありません。
星を読んで話しています。

その程よい距離感をお客様のほうも保つことで、私たちは本当に自分たちが学んだことを、
嘘偽りなく伝えられるのです。

以上です。

とにかく、ポジティブに意識の改革をなさってください。病気でもしあわせな人はいますし、有名人でもいつも悩んでいる人もいます。

そもそも、常にハッピーで喜びに興奮していなければならないという昨今の考え方はメディアが消費を促すために作られたお伽話だったりします。
つらいという時にこそ、
ターニングポイントはやってきます。
ご安心ください。
星は常に動いています。

(^^)