自由に生きること、
それはタブーを犯すことでもなければ、
ルールにケチを付けることでもない。
そんな小さな自己顕示欲はむしろ害毒だ。
本当に自由になりたければ「名前、肩書き、国籍、経済力、性別、家族構成」などを
忘却の彼方へと飛ばしてしまえばいい。
一日のうち、自分を忘れてる時間が長ければ長いほど自由である。
自我からのまやかしの声である、感情、欲望、自分に対するジャッジ、
他者を優先する自信のなさ(本来は自分が先に道を歩いて、
後ろにいる他者の手を引いてあげる方が親切だ)
かたちだけの作法。
南米出身の医師が言ってた。
「下着は性別を隠すためのもの」
「洋服は文化を誇示するもの」
服装に関しては「ステイタスを誇示するもの」にすらなってきているが。
自我を捨てることこそ、本当の自由。
言葉の通じないスリランカのジャングルの人たちとの
食事が美味しく感じられたのも、
自我を忘れての食事だったからかなぁ、と思ったりもする。