先週、行ってまいりました、セーヌ川沿いにある、

ジャック・シラクさんが建てた民俗学の博物館。

 

Musee du Quai Branly 

という場所で、インカ帝国がスペインにより

滅ぼされる前、そして帝国となる前の出土品の展示会が

開かれていました。

 

この博物館は世界中のトライバルなアート、

アフリカの伝統工芸やニューカレドニアの彫刻、アジアの布、日本の着物、

中南米の出土品などの数々を集めた珍しい「民族史を語る博物館」です。

 

今回は下のポスターどおり、インカの展示会が博物館の一角にて

期間限定開催中でした。

 

 

ちなみに来回は「アジアの妖怪・幽霊たち」の展示会

となっており、変わった趣です。

 

 

インカの出土品の中で私が特に好きだったモノ。

それは動物たちの形をした壺や食器類。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愛らしい、味のあるものばかりです。

 

 

トルコ石などの綺麗な石でできた装飾品もありました。

すごいですね。

紀元後250から300年の間に作られたものらしいです。

 

 

そして、その時代のインカ以前のアンデス地方の女性。

多分、権力者かその妻でしょう。

黄金で着飾っております。

 

 

刺青もしっかり。

可愛らしい動物などの象徴的なものですね。

 

この博物館には本当に世界各国から集めた、

マイノリティーの民族たちの工芸品や出土品があります。

マオリ族、アポリジニ、タヒチアン、パプアニューギニア、アフリカ、

中南米、北米、アジア、極東に渡るまでの展示品ですので、

とってもエキゾチックな気分に浸れます。

 

お土産やさんも充実していてお洒落。

世界中のトライバルな小物たちや本などでいっぱいです。

ぜひ、立ち寄ってご覧になってください。

 

日本では見られないものばかりですよ。

 

エスニック好きな方にはオススメです。