本日から長らく逆行していたカイロンが順行へと戻ります。

カイロンについては様々な解釈がなされていますが、

私は自分自身、またはお客様がたの鑑定の結果から見て、

「医術の星」「トラウマを示す、または癒す星」そして「人間関係の過去、または過去世からの

カルマの解消を、痛みを伴うかたちで解消してくれる星」「因縁とか業として背負った病の癒やし手」

であると捉えています。

そして、この星の特徴としては、「痛み、不快感を伴う癒やし」であることが色濃く出てるのではないか、

そのように読んでおります。

しかし、それは正当であり、例えば、切り傷が癒えるまでの間、

かさぶたの状態で、かゆみなどの不快感をまったく感じないと言うのはまれですし、

骨折もしかり、痛み止めなどを使用したとしても、「ギブス」という不自然なものをあてがわれ

窮屈な生活を強いられたりいたしますよね。

 

そのような「痛みや不快感、不自由さ」を感じている時期に、どのように過ごすか。

言い方を変えれば、そのような状況を「不運」とだけ端的に捉えて不機嫌になるか、

それとも「これは他人の痛みをもわかってあげられる感性を養ういい機会だ」と

利他心を養うために捉えるか・・・。

もしくは、「不快感をなるべく感じないようにはどのようにすればよいか」を熟慮したり、

「治療法にミスがあるのではないか? ミスがあるとしたら、自然療法に切り替えてみたらどうなるか」

などと思案する「思考の転換期」としてポジティヴに活用するか・・・。

 

星のエネルギーを読むとはそういうことです。

 

「ああ、カイロンがよい位置にありませんね。医療ミスがあるでしょうから、

今は治療を避けてください」という鑑定家もいれば、

「治療法を変えてみてはいかがでしょうか? より自然な代替医療に目を向けてみたら良いですよ、

なぜなら、アーユルヴェーダなどのオイルでの癒やしを表す海王星がよい角度であなたのアセンダントに

影響を与えてくれていますから」と読む鑑定家もいるでしょう。

 

カイロンが順行になった本日にたまたま私がFBにてシェアしたのが、

「イタリアの厚生大臣の女性がインドを訪問。アーユルヴェーダなどの現地の治療法をイタリア国にて、

活かすことはできないかどうか、の検討のため」

という記事でした。

 

この記事自体は2日前に英語で読んでおりましたが、

日本語にてFBに投稿されていたのを見たのは本日でした。

何か、カイロンとの関連性があると嬉しいですね。

 

また、幼少時やショック時のトラウマというのは大小はありますが、

誰もが持っているものです。

しかし、そのトラウマが生活に制限を与えてしまうような

大きな問題となってしまった時には、ある種の治療が大切です。

そのような「制限からの解放」にカイロンは役に立ってくれると私は信じております。

 

私ごとになってしまうのですが、アーユルヴェーダに出会えたのも、

私の持病のアレルギーや腰痛が原因でした。

最初のスリランカでのアーユルヴェーダでは、完全にデトックスできたようで、

それまで吸っていたタバコがまったく吸えなくなり(喫うと吐いてしまうような状態です)

以来、吸いたいと思ったことはありません。

同時にお酒も飲みはするのですが、少量で酔ってしまうので、

美味しいワインなどは好きですが、量はあまり飲めません。

 

このように、気づきや生活改善を与えてくれるチャンスを「病気」だと明るく捉えてみる、

ということは大切です。

もちろん、とっても難しいことですが、いつかそのように快癒した際にでも

「あれは仏の加持だったんだな」と我慢に耐えた自分を褒めてあげたら、

良いのではないかしら・・・と思うんですよ。

 

さて、そういうわけで、カイロンの順行。

自分の心身の健康はどのように現在、扱われているのか。

自分で自分をきちんとケアしてあげているかどうか。

心の状態はどうか? 

見直してごらんになってくださいませね。

 

うちの桃子も今年の夏、脚に癌ができてしまい、

手術とX線治療を行いましたが、今は根治して、大変元気にしております。

治療のトラウマと年齢(13歳になりました)のせいか

不安症のように度々、「クゥークゥー」と甘えるように声を上げることがあります。

添い寝をしてあげないとなかなか眠れないようですし、

かなりの時間を桃子と一緒に過ごしております。

しかし、桃子の星を見ると、嫌な配置もありましたが

彼女にとっては「癌になること=思いっきり愛情を受けて、甘えられる」という

配置もあったのでした。

ようは、病気になり、治療を受けながらも、桃子は「愛される幸せ」を感じてくれていた、

そのように思える配置がありました。

 

人生ってそんなものです。

苦しみ、痛みの内に閉じこもってしまうばかりの時を超えて、

以前よりもより明るい場所に行けることもあります。

病を抱えていても、心は幸せ、という人もいます。

 

カイロンという癒し手とどのようにお付き合いするか、

今夜はじっくりと考えてみたいと思います。

 

どうか、楽しい宵をお過ごしくださいますよう。