以下はこのブログに2011年の12月に書いたものです。
私の見た守護霊とでもいうのでしょうか・・・
ヴィジョンについてのお話です。
どうぞ、ご拝読ください。
2011年12月13日 ロンドンのヒーリングについてです。

今回もノッティングヒルの近くにあるマーサさんの家でのヒーリング。彼女は公共の機関でヒーリングについいの講師をしていたり、ヒーリングをしていたり、人だけでなく、家に憑いた霊を除霊するための出張もしています。英国でも除霊・浄霊のできるヒーラー(英国では彼らをヒーラーの分野に入れます)は数少なく、しかも結果がだせる人で公共の機関であるカレッジや病院、アソシエーションに認可されている人は少数派です。マーサさんはカウンセラーのサーティフィケーションも持っているのですが、なぜか「霊視アドバイス」は今のところはしていません。詳しくは訊いていませんが、彼女によると「たくさん瞑想をして、結果、それをしたほうが他者のためになる、というヴィジョンを受けたらするけど今はそれはないのでいたずらにそのようなことはしないわ。生活するには足りているし、この仕事は他人に頼られ、感謝される分だけ自己顕示欲が肥大化する恐れがあるでしょ?お金だって好きなだけ儲けられる可能性のある仕事よね?でも私はそれはしない。他人がどうのこうのではなくて、私はそういうスタータイプの資質はそなわってないしね(笑)人に尊敬されたり、崇拝されるよりもただの職人でありたいの。それが自然体の私なのよ」・・・とチャーミングな笑みを浮かべつつ語っていました。誰を批判することもなく、ただ自分の真意を伝えるだけ。彼女のスタンスはいつもこうなんです。私が何を突っ込んで訊いても「ダーリン、他の人についてはわからないわ。でも私はこういうふうにできてるのよ」と答える真摯で謙虚な彼女。ある種の悟りを得ているような微笑みにいつも癒されるのでした。

さて、この3回目のヒーリングの前に私は彼女に
「筋腫のための卵巣ひとつと子宮全摘の手術をしたこと」

「現在の自分の気になる状態」について少しだけ話しましたが
あまり詳しくは語りませんでした。それは、ベッドに横になって
あとは目を閉じて彼女にすべてまかせればいいという手順をすでに
知っていたからです。


最初は呼吸を整え、身体をリラックスさせるための指示を与えられました。
これはいつものことです。そして、だんだんとリラックスしてゆく、
その途中の段階でマーサさんは私の額に
手を当てました。
その都度、施術方法は違います。

額に手を当てながら、「思考をリリース(解放)してください。
すべての必要のない
ネガティヴな思いを解放してください」とマーサさん。
疲労感、義務感、などの重いものが外側にむけて放出されるような感覚でした。
最後に残ったのは「深い深い呼吸」だけ。
身体の感覚も少しずつなくなり、まるで意識体のみになったかのようです。
「自分=呼吸」が存在するのみでした。
・・・しばらくすると・・・
ノートルダム寺院の妖怪のような妖獣のヴィジョンが脳裏に浮かんできました。
さほどの恐怖感はなかったのですが、どことなく寂しそうな、
しかしやはり「魔」の
面持ちをした妖獣でした。
マーサさんが私の胃のあたりに手を当てた瞬間、それまでもじゅうぶんに深かった
私の呼吸はさらに深~く、長~くなり、息を吸う時に頭頂から白い発光が
体内
へと入り、息を吐く時には丹田から灰色のものが出て行くヴィジョンが
頭に広がります。

5分~10分ぐらいでしょうか、その状態を続けたあと、
妖獣は闇の中に見える
わずかな月光のごとき光へ吸い込まれるように
羽ばたいていきました。

と、同時にほぉーっ、と安堵感を覚えた私。
そのすぐあとのことでした。非常にクリアなヴィジョンがやってきたのは。
なんとも強く美しい、そしてちょっとユーモラスな白龍。
いつかこのブログに書いたと思いますが、手術後麻酔が切れたすぐあとに見た
ヴィジョンが赤い目をした白龍&赤い目をした全身白の観音様でした。
麻酔のせい?夢ではないの?とよく言われますが
このようなものを若い時から
見慣れている私にとっては、
それは夢でも概念でもない「霊体」であることが
はっきりとわかります。
なんともいえない心地よいシビレや安堵感とともに見るこのようなヴィジョンは
決して悪いものではありません。

さて、白龍が登場したと同時に私はさらにくつろぎ、
「自分はじゅうにぶんに強い!」ことを自覚しました。
この時の白龍の目はやはり赤色でしたが、なぜか今回にかぎり、
手だけはグリーンでした。
これは初めての経験でしたことですので、のちにマーサさんに訊ねてみると・・・
「グリーンはヒーリングの色だから、手だけはグリーンに変わったのでしょうね。
観音様にしても人によっては赤い観音様を見たりいろいろよ。
深く考えることはないけど、白はもっとも強力な宇宙からの浄化の色なのよ。
そして龍はものすごく強いわ。私は龍が大好きよ!
ここイングランドの国旗も日本同様に白と赤が使われているけど
銀色に赤い目の龍の彫像は彼らのシンボルよ。
あなたにはイングランドが合うのでしょうし、それにあなたはもともと強い人
なんだと思うわ。正義・正統・そして伝統・祖先・自分というものがなにかを
ちゃんと知ってる。
それとね・・・いままでははっきりとあなたに言わなかったけど
あなたは立派なサイキックなのよ。特にエレメンタルと繋がっている種類の
サイキック。霊能者として人に助言したり、私のように除霊したりというたぐい
ではないのだけどね。
要するに、その能力で仕事をしなさいということではないのよ。
それはまた別の次元の話。あなたは物書きでアストロロジーの研究家でいいのよ。
しかしあなたが拒否してはならないこと。それはあなた自身が生まれる前に
決めてきたあなたのサイキックとしての能力を恥ずかしいと思ったり
奇異だと感じて卑屈になることはないの。
人に言いたくなければ言わなきゃいいわ。でもあなたには俗に「妖精・天使」
などと呼ばれる「自然界の精霊=エレメンタル」と交信する能力があるのよ。
その中にきっと「惑星」というものが入るのね。
惑星も立派なエレメンタルだからー。だから、あなたは占星術に惹かれるのよ。
見たくない幽霊や悪霊なんかは見なくていいわ。
私は浄霊のためにそのような悪霊すらも見ることに決めてるし
見せてくれと宇宙にお願いしているのたけど、あなたの役割や適性が
私と同じだとはかぎらないのよ。だから、ゆっくりと時間をかけて
自然の多い場所に出かけていろいろな精霊を感じるといいわ。
あなたのホロスコープの中には牡牛座がすごく多いでしょ?
それにあなたの生まれた日の金星は月の交点に近くて、しかも南中点のすぐ側
だったわね?あなたのアセンダントは天秤座。天秤座の守護星も金星よね。
書く・コミュニケーションする能力を示す水星の角度もとってもきれいだけれど
金星のきれいな時の生まれだ、ってあなたはいかにもアストロロジャーらしく
以前、私に教えてくれたわね。今日、私が言いたいのもまるっきりそのことなのよ。
道のりは長いけど、正統な道をきちんと歩ける能力と人間性が整った時
あなたにはそちらのほうのPath(径)が用意されるはず。
まずは人間性。フトコロの深い優しい、しかし同時に厳しく自制心のある人格を
意識的に形成する努力をするのよ。
そののちに、また新しい異界への扉が開くようになっているのだと思うわ」
そう、マーサさんは私にアドバイスをしてくれました。

つづく・・・