「キツネ憑きって、なぁに~? 」

私は霊能者ではないのですが、英国の霊能者さん、ヒーラーさん方との親交があるためか
取材でスリランカのシャーマンを訪ねたりもしたためか、よくこのような質問を受けます。

キツネ・・・というのは日本でのたとえですよね。
日本の文化ならではの形容だと思います。

しかし、やはりヨーロッパやその他アジアなどにも「憑き物」に憑かれるということは
よく耳にします。
それが生霊であったり、亡くなった方の霊であっり、妖精と呼ばれるような自然霊であったり
または動物霊であったり、果ては宇宙からの来訪者というケースもあるようです(汗)

ちまたでいう「守護霊」とはまた別のよくない現象をおよぼす霊をそのように総称するらしい
のですが、じつは自分自身が「守護霊だ」と思い込んでいて
実際のところは低級霊だったりすることもあるとかで
どこからが「応援者」なのか「憑依」なのかの判断は専門家でも非常に難しいようです。

それでは、「憑依=よくない霊に憑かれる」とはどういうことなのか?
その兆候は?そして対策は?という質問を数人の英国人の憑依現象を専門とする
霊能者さんやヒーラーさんたちにうかがってみました。

その兆候としては・・・以下が挙げられました。

・急に食べ物などの嗜好が変わる。

・お酒でも食欲でもなんでも(仕事でも)過度にやりすぎるようになる。

・ヒステリックになる。

・無気力になる。

・霊現象を体験する(怖いものとは限らないそうです。ややこしいですね・・・苦笑)

・気が大きくなる(自分がいかにも重要な存在、特別に存在であるかのような振る舞いを
し始める。これは残念ながら、英国のヒーラーさんや霊能者さんいわく、同業の人たちに
大変多く、自分がいかにもスピリチュアル・リーダーであり、人々に多大なよい影響をおよぼす
と信じて疑わない輩がいるーとのことでした。恐ろしいですワ・・・大汗)

以上、中にはシロウトには自覚できないような現象も多く
またその逆に憑依現象のように見えてもそうではないケースも多くあるようです。


また、憑依ではない例としては・・・以下のとおり。

・バイオリズムの推移。
(この場合は逆にどんなにつらくも「かたちを変えた加持=強くなるために必要な宇宙からの贈物」
と受け取るのがお勧めなようです。
運・不運はある意味、人生のトランジット。成長へのきっかけである、ということですね)

・原因がはっきりしている精神的な病。
(プレッシャーによるストレス。リストラや失恋が原因の落ち込み。
また、ニートのような引きこもりは往々にして本人自体の生まれ持った性質=プライドが高すぎるなど
に起因しているケースもあるようで、その部分を本人が自覚したとたんにすーっと治るという事例を
私自身もいくつかお客様で体験しています)

・いっときだけの霊的な影響
憑依まではいかなくとも、ちょっとした影響を受けてしまうことはよくあるそうですが
この場合は自然に取れたり、あまり問題はおこらないとか。
自分自身が明るい前向きな気持ちで日常をすごすことで解決することがほとんどのようです。


・その他、いろいろ・・・etc

さて、それでは肝心の「憑依をされない方法」にはどんなものがあるのでしょう?

これについては、ちまたでよくいわれる
・朝起きたらまず窓を開けて空気の入れ替えをするとか
・お掃除をして部屋を清浄に保つとか
・日拝(朝の太陽にむかってその光を浴び、感謝をする)とか
いろいろありますよね。

そして・・・先だってのブログにも記しましたように
・「長電話」をしない=自分の悩みを長いこと人に話したり
それを聞いたりという、いわば「サイキック・バンパイア」にならないこと
また、その被害者にもなってしまわないこともこのうちに含まれます。
楽しいお話しなら話は別ですが・・・それにしても過度の長電話・長文メールは御法度のようです。

それから・・・
・「過度に何かを恐れること」「過度にスピリチュアルに依存すること」

・「迷信にこだわること」
なども挙げられていました。

しかし、それ以上に危険なのは・・・
「恋愛や家族愛の激情化=愛するがあまり、いつのまにか所有欲や支配欲
と化してしまうような我欲が根源となった愛情、すなわち執着」

だそうです。
いわゆる「念」というヤツですね。
(ギャーッ!恐ろしい~っ!)

あとは・・・上記の赤字部分同様に危険なのが
「他人の悪口」と「愚痴」を言うことですって!
これは常識から考えてもよく理解できますね。イケマセン、イケマセン!


まだまだあります(汗)
「ええーっ?!そんなのもダメなの~?!」と私が驚いたのが以下のこと。

・霊的な対象に(神様、ホトケ様のたぐいですね)気軽に「祈願をすること」
「お願いをすること」は必ずしもよい結果を招かない。

いやいや、これは神社を参拝して祈願をしてはいけないということではありません。
日本のスピ業界で大流行の「天使にお願い」「月にお願い」を否定しているわけで
ないんです。

それではどういうことか?といいますと・・・
「気軽に、ひとりよがりの我欲または執念を込めて祈るのは逆効果」
低級霊を呼びかねないよ!

という意味らしいです。
そう言われると怖いのですが、現実的にとらえてみて、我欲がよけいに肥大化しちゃうから
やめようよ~!ってことではないかな、と思います。
固執、執着しすぎるのはよくないですもんね。

それでは正しいお願いのしかたは?と訊いてみますと・・・以下のようなお答えをいただきました。

「まず始めにお願いではなく、ご挨拶と感謝をしましょう」
「自分自身を清浄な、善きおこないのできる人間にしていただけるよう祈りましょう」
「自分のおこないで他者に悪い影響をおよぼしたおこないがあったら許しを乞いましょう」
「自分の無知無無明を常に自覚して、謙遜を忘れないようお願いしましょう」
・・・だそうです。
それはそうかもしれませんね。

まだまだあります(笑)
憑かれないもっとも重要なポイント・・・とえらそうにいっても
これは私見にすぎないのですが
(英国のヒーラーさんや霊能者さんの意見ではなく、私の実体験という意味です)

・霊的なこと以前に、口から入る食べ物が体質に合っているかどうか
(BIOだったらもちろんよいのですが私はそこまで神経質ではありません。
ただアーユルヴェーダを体験して、体質に合った食べ物を摂ることが大切だと自覚はしました)

・きちんと体内の解毒ができているかどうか。

そこはやっぱり基本ではないでしょうか?
ただし、誤解のないようにお伝えしたいのは、「それでは病気、および病人は "えんがちょ" か?!」
(ネガティヴな存在か?という意味です)という質問をよく受けるのですがそれは違うと思います。
病気によって学べることはたくさんありますし
病気の方々の看護をするのはすばらしいことだと考えています。
肉体的な病は何かを知らせてくれる信号であり
転機や変容だと私自身はとらえることにしています。

解毒とは何か?
ようは、消化でききれなかったもの、化学物質(薬品など)が
体内、主に腸内に溜まることです。
腸は第2の脳である、と説く学者さんもいらっしゃいますね。
体内に毒が溜まることによって、思考でさえもその毒に影響されてしまうという考え方ですが
あながちウソとは思えません。

事実、アーユルヴェーダの施術後に解毒がきちんとできて
思考がクリアになると周囲からの影響に自分自身の感情がブレることがなくなるのを体験した時
「うわぁ~、やっぱり肉体を持った私たちの基本はカラダだな~」
と私は切実に感じたんです。

いかがてしょう?
無理のないような解毒法(アーユルヴェーダだけではなく、いろいろとあります)を
まずは試してみませんか?!

もし、憑き物というのが本当に存在するのだとしたら
自分のネガティヴな「感情」の部分にその憑き物が共鳴しているからではないか
と私は思うのです。
そのためにはネガティヴな感情(イライラ・ねたみ・そねみなどの他者に波動を与えやすい負の感情)
を抱かないような強い心を保つためにカラダからキレイにしていくのです。
※哀しみは時にはポジィティヴに転換できるのは私は全面否定はしません。ただ長い間抱えていなければ
よいとは思います。

そして、もし病気になってしまったら?
・まずはポジティヴな明るい感情(特に笑うことが大切かな?笑い=祓いだと思いますよ~)を
持つようにするとよいのではないでしょうか。治癒がより早くなされることと思います。