さて、ロンドンに着いて翌日が月食(満月)でしたが
この日をねらって、私は米国人の友人であるヒーラーのマーサさんに予約を入れて
おりました。
マーサさんは以前はケータリング会社を経営していたフレンチのコックさんで
特に音楽関係の方に気に入られ、録音スタジオにケータリングをしていたり
あのクィーンのフレディ・マーキュリーのホームパーティーのお料理もしばしば
担当されていた方です。

そう、要するにヒーラーなどという職業も知らず、ヒーラーになることは無論のこと
そのような施術すら受けたことのない女性だったのです。

ところがどういうわけか、50歳を少しすぎてから、急に手のひらが熱くなり
一週間ほど手のひらの熱がおさまらず医者に行ったり冷やしたりをしていたのですが
ある友人に相談したところ、「それは霊的なものかもしれないから誰か霊能のある人
に視てもらったほうがいいわ!」と言われ、「そんな怪しいところなんか知らないし
もし視てもらうなら、きちんとした伝統のあるカレッジ(1800年代に創設されている
サイキック・霊視・セラピーなどを要請する公的機関)に勤めるプロに視てもらおう
ということで、CPSという機関をネットで検索して、そこに行ったそうです。

・・・結果、どの霊能者・セラピスト・ヒーラーに視てもらっても
「これは霊的なものであり、たぶんあなたにはヒーリング能力がそなわったのでは
ないでしょうか」という答えが返ってきたようで、愕然としたマーサさんは以来、
「私はプロではないし、この世界のことは知らないので、人からお金を取ることは
できません。ですので、無料もしくはドネーション(好きな金額の寄付)という形で
この伝統あるカレッジで実践させてもらえれば本望です」と願い出たそうです。

決まったお給料がでないまま、数年間をそのカレッジでヒーラーとしての実践を
積んだマーサさん。どんどん実践を積むうちに、いろいろなものが視えるよえになり、
恐怖感にうち震えた彼女はついに、そのカレッジの花形霊能者であり、浄霊にかけては
英国で1、2を争うというスー・アレン女史に相談。
「私はあなたに教えていただけるようなお金はもっていないと思うけど、そのかわりに
あなたのスケジュール管理を含めた秘書的な業務をすべて無料で請負います。ですので、どうか私にあなたの技術であるヒーリング及び浄霊(スピリット・リリース)の
技術と自分のエネルギーを守るためのプロテクションの方法ほ教えてください」
と懇願したとのこと。
スー先生は彼女の能力を丹念に調べたあと、その申し出を了解したらしいです。
英国では著作もあり、かなり有名なスー先生。
現在ではヒーラーや霊能者、浄霊、占星術などを教える学校も設立している有名人
なのでした。

ただし、テレビ出演などはあまり好きではないのか、私も1度スー先生にはお目に
かかりましたが、いかにも地味な職人さんといった感じで、料金もびっくりするほど
安価で、ただ、半年から1年の順番待ちというだけでした。
まさにホンモノ。
タレント霊能者でも、自己顕示欲からやっているような商売人でもなく、
淡々と天から与えられた仕事をこなしているといった実直な方でした。

さて、話はマーサさんに戻りますが・・・幾度も彼女には施術してもらっている私
ですが、その度に様々な発見があります。
手術後の麻酔のためにきちんと霊体がボディにおさまっていない、いわば
グラウンディングできていない状態を治してもらった経験から始まり、私の祖母
の憑依からの浄霊、占星術のカウンセリングをする際に自分自身とお客様の双方の
エネルギー(依存・憑依・影響を受けるなど)のためのプロテクションの方法を
習う・・・などのレクチャーをも受けてまいりました。
いわば私の「恩師」ともいえるような女性です。

今回の英国滞在の目的のひとつがそのマーサさんのヒーリングとレクチャーを受ける
ということなのでした。

私はわざと満月でもあり月食でもある12月10日を選び、彼女にブッキングをしたのです。
さぁて、この続きはまた次回。
長文になりますので、ここで今日のところは筆を置きますね。

次回のブログ記事をどうぞ、お楽しみに~♥