洗濯もの干し、6分。

この数字だけを見ると、
効率化の話に聞こえるかもしれません。

だけれど、私にとって大きかったのは
時間が短くなったことではなくて、

三男と一緒にやれたこと。
そして、ハイタッチできたことでした。


ずっと、家事は
ひとりで黙々とやるものだと思っていました。

サッカーの応援は家族みんなで行くのに、
家に帰ると、夕飯づくりも、洗濯も、片付けも
なぜか私ひとり。

「私がやらなきゃ回らない」
そう思って、がんばってきました。

だけれど正直、
楽しい気持ちばかりではありませんでした。



だから家事は、

できるだけ早く終わらせたいもの。


ひとりで、黙々と、

さっさと。

それが正解だと思っていました。


家事は、

作業で、

タスクで、

片づけるもの。


そう思っていたから、

誰かと一緒にやるなんて

考えたこともなかったんです。


あるとき、

「子どもと家事をする前に、

まず自分がやりきる」

と決めました。


洗濯なら洗濯。

時間を測って、

どうしたら短くできるか考える。


干す場所を決めて、

動線を整えて、

ただ、やってみる。


すると、

洗濯は10分、8分、7分…と

少しずつ短くなっていきました。


ある日、洗濯物を干しているとき、

三男が近くに来て、

何も言わずに手伝い始めました。


洗濯物をかごから出す。

パンパンと伸ばす。

一緒に干す。


ふたりでやると、

あっという間でした。


その日、

洗濯は6分で終わりました。


「早っ!」

そう言って、

思わずハイタッチ。


その瞬間、

胸の奥がじんわりあたたかくなりました。


あぁ、

家事って、

こんな時間だったっけ。


家事がつらかった理由は、

家事ができなかったからじゃありません。


ひとりで抱えていたから。


誰とも共有されない、

誰とも笑えない、

孤独な時間だったから。


一緒にやることで、

家事は

作業から時間に変わりました。


家事を

がんばらなくていい話ではありません。


ひとりで

抱えなくていい

進み方の話です。


この経験が、

今の私の

「家族ワンチームで暮らす」

原点になりました。


同じように

家事をひとりで抱えてきた人へ。


この話が、

何かのヒントになったらうれしいです。