隙のない姿
「もっと隙があっても面白いのにね?」と言われることがあります。
自分としては隙だらけだと思うのですが、
特に、男生にそう言われます。
研修中も、「凛としていていいですね」と褒めていただくことも・・・
これは仕事での姿ですが…
多分、家とのギャップは大きいです。
これも茶道のおかげだと思います。
「右の手を扱うときはわが心 左の方にあると知るべし」
茶道の心得で、右手を使っているときは左手がおろそかになりやすいので注意しましょう。
手前(茶を点てること)に一部の隙もたるみもないようにという心構えです。
宮本武蔵の二刀流の極意も
剣道の切り込みと防御も元は同じなのかも知れませんが、
生き方にも参考になりそうです。
志
「利休百首」は千利休が和歌の形を借りて、茶道の心得などを句にしたものです。
その初めに出てくるのが、
「その道に入らんと思ふ心こそ 我が身ながらの師匠なれけれ」
茶道だけでなく、学ぶ者の心構えを教えています。
どういうことかと言いますと・・・
「やろうと志を決めることで、自分の中にはすでに立派な師の存在がある」ということ。
志を立てることが最大の師匠ですよ。
導いて頂く師ももちろん重要ですが、まずは自分の意志力が大事ということですね。
私の大好きな言葉・・「念ずれば花開く…思えば叶う」・・・・にも通じる言葉です。