ひんやりした朝、8時に出発。
いよいよ奥の院です。
一の橋
奥の院参拝の際には、この橋までお大師さまが迎えにきてくださり、帰るときには
見送ってくださるというふうに言われています。
御廟橋、ここからは撮影禁止です。
お参りを終えて、色々な趣向を凝らしたお墓を見つつホッとした気持ちで歩きました。
私の長いお遍路もここでひとまず終わりました。
ありがとうございました。
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やっと高野山に行かれることになりました。
2018年5月18日夕方から出発です。
今回は同行してくれるということで、荷物持ち？に心強かったのですが、、、、
なんと、その4，5日前にぎっくり腰をやってしまって、、、
ギリギリまで悩んだのですが、日程変更をすると今度はいつ行かれるかわからない、と
言うことなので、強硬出発しました。
夕方近くの東京発の新幹線で新大阪へ。
新大阪から御堂筋線で難波へ。
南海電鉄に乗って難波から今日宿泊予定のホテルがある橋本へ。
ちょうど帰宅ラッシュの時間帯だったので、御堂筋線も結構な混みよう。。。
南海電鉄はよくわからなかったのですが、ホームで特急券を販売機で買いましたが、
それが指定席もついていて、
ゆっくりと座っていくことができました。
その日は橋本のホテルルートインに宿泊。
夜は大雨の予報が出ていましたが、ホテルに着くまではポツリポツリでした。
でも明日からの高野山までの山道を考えると、、ちょっと憂鬱。
夜中はすごい大雨と風でした。
ホテルの部屋にいても、雨の音が聞こえるくらい。。
そして朝早く起きてみたところ、まだ雨は残っています。
今日は九度山駅から町石道を歩いて高野山を目指す予定なのですが、
とにかくタクシーで九度山駅まで。
九度山駅 5月19日 朝7時出発です！
真田幸村の旗印「六文銭」の幕がある九度山駅。雨も小降りになってきて
傘をさしながら歩くことにします。
「真田のみち」を歩きます。
道の両側に 真田の六文銭をあしらった赤い提灯が飾られています。
そして真田庵に到着。
昌幸・幸村が閉居した屋敷跡に建つ寺院です。
途中、道の駅柿の郷くどやまに寄ってトイレ休憩。そこで会った
名古屋からいらっしゃったご夫婦は昨夜はこの道の駅の駐車場に車を停めて
寝ていたそうですが、すごい暴風雨で車がすごく揺れて怖かった～とおっしゃっていました
慈尊院に7時50分に到着。
いよいよここから町石道が始まります。ここが180町石。
雨上がりなので、霧がでています。あと道がぬかるんでいたり、道に水が流れていて
かなり歩きにくいです。
標識はでていませんが、町石が順番にあるので、それを見ながら進めば迷いません。
が、、町石が上にあったり右にあったり左にあったり、、となかなか見つけられない時も多々あり。
最初の展望台でコンビニで買ったおにぎりの朝食です。
夫が腰を痛めているので、ゆっくりゆっくり歩きます。それでも頑張って歩いてくれてる夫には感謝です。
木漏れ日、四国を歩いていてもこんなふうに、木々の間から漏れてくる太陽の光にどれだけ癒されたか・・
これは歩き遍路の特権です。
昨夜の大雨でぐちゃぐちゃの道を歩く歩く。。
13時過ぎに「矢立茶屋」に到着、名物のやきもちとお抹茶のセットをいただきました。
食べ終わったら上からドサッと大きなムカデが落ちてきた～ 10センチ以上あったオレンジ色のムカデくんでした。
まだ先があるので、出発！
ツキノワグマが生息しているそうで、気を付けましょうの立て札があちこちにあります。
この上も結構出ているみたいで、、暗くならないうちに大門まで着きたいです！
16時に大門に到着。
あ～ 熊にも襲われず、夫も歩けたし、感謝感謝。
でもこの時はもう体が冷えてしまってブルブルです。
金剛峯寺まで歩く道のりも風が強くて、疲れている体には堪えます。
金剛峯寺には16時半、ギリギリの納経となりました。
本日の宿は「持明院」です。
到着してすぐにお風呂にはいったのですが、手がかじかんでいて
湯船に入れたとたんに、手先がビリビリと電気が走った感じが
10分くらい続きました。体中が凍えてしまっていました。
そしてお夕飯は部屋食でした。
なんと三の膳まで！
本当に寒くてストーブと炬燵をつけていました。
でもようやく高野山までたどり着いたので、ホッとしています。
明日奥の院に行って、いよいよ終わりかと思うと、感無量、、、
そんなことを考えながら、
寒い寒い夜は更けていきました。
今回は６回の区切りお遍路の中でも最長の１０泊（うちバス車中泊あり）でした。
そのうちホテルは一回、宿坊が一回、あとはお遍路宿でした。
さて最初のお宿は
伊予三島の「大成荘」（おおなるそう）。宿泊客は４組しかとらないというお宿です。
以前はもっと大人数をとっていたそうですが、道路拡張のため宿を切り取ったそうで
縮小せざるを得なかったと残念そうにお母さんは言っていました。その為
毎回来てくれているお遍路さんも断らなければいけないこともあると、悲しそうに
お話しされていました。とても上品な優しいお母さんでした。いいお宿でした。
大成荘のお夕飯。1泊2食で7,000円。
２泊目はお遍路さんの間ではとても有名な「民宿岡田」に泊まりました。
文句なく楽しいお宿です。おススメします。
夕飯の写真を撮るのを忘れてしまったみたいです。
その代り岡田のおじいちゃんとお部屋にあったお杖立て。すてきです。
1泊2食で6,500円。
３泊目は観音寺の「若松屋別館」。
猫ちゃんがいました♪ お母さんが採ってきた山菜の天ぷらが美味しかったです。
笑顔の素敵なお母さんでした。とてもいいお宿でしたよ。
1泊2食で6,000円です。
４泊目は、善通寺宿坊です。お料理は美味しかったです。
洗濯機も乾燥機も無料でした。テレビはないと聞いていたのですが
ありました～。お風呂も広くて気持ち良かったです。
1泊2食で6,100円。
５泊目はさかいでの「みき旅館」。
ご夫婦でやってらっしゃいます。お父さんは車での送迎、
お母さんは明るいお顔でお料理担当です。とても美味しいお夕飯でした。
1泊2食で5,500円。
６泊目は丸亀町のダイワロネットホテルです。久々のホテルは良かった～。
お遍路宿だと、部屋の外に人の気配がするのが多くて、なんか落ち着きません。
お遍路に出ると、夜はあまり眠れないことが多くいつも寝入るのが１１時とか１２時、
ひどいときには夜中の２時くらいまで眠れないってこともありました。
ところのがこの時には、もう10時くらいにはバタンキューとぐっすり寝てしまいました。
ホテルの下にはコンビニがあり超便利でした。
7泊目は志度町の栄荘です。お食事は立派でした。
お部屋の前がトイレだったのですが、夕食時ビールを飲んですぐに
寝てしまう男性がほとんどだったようですが、トイレに入れかわり立ち代わりで
うるさいし、、ひとつしかないそのトイレに行きたくない。。。。
しょうがないので、階下の浴室の隣にあったトイレに行きました。
女子的にはおススメしません。私的にはつらい夜でした。
1泊2食で7,000円。
8泊目は88番近くの「八十窪」です。このお宿の素晴らしいところは
各お部屋に洗面所とトイレがついていることです！前の夜が色々と
つらかったので、この気遣いのあるお部屋は嬉しかったです。
お食事も美味しかったし、おススメします！
1泊2食で6,７00円。
9泊目は徳島の8番の近くにある「里山辺」。こちらは言うまでもなく
おススメです！
1泊2食で6,500円。
お遍路のブログに書かれているお宿の情報を色々参考にして予約をしたのですが、
女性が参考にするのなら、やはり女性が書いているお遍路宿の情報を探したほうがいいと思います。これ実感です。男性と女性のお宿に対する価値観が違うんだなぁと今回はつくづく感じた次第です。
いよいよ最後の歩き、１番の霊山寺に向かう日です。
１０日間歩き続けて、身体はかなり慣れてはきてるのですが、やっぱり足の裏側も痛いし
背中も痛い。最後の踏ん張りです。
お世話になった「里山辺」のご夫婦と一緒に記念撮影。
5年半前の焼山寺、そして今回もお世話になり本当にありがとうございました。
６番安楽寺まで車で送ってもらい、７時半 歩き出しました。
今日は午後３時の徳島空港発の飛行機で帰るので、時間を気にしながら歩きます。
いわば１０番から１番までは逆打ちのコースになるので、ほとんどお遍路シールが
ないので、一番わかりやすい国道コースを選択。
それでもちょっとはお遍路道を歩こうなんて思うと、やっぱり迷う。
10時10分に 霊山寺に到着。帰ってきたけど、、あれこんなお寺だったんだけな？と
思ったりして。ちょうど納経所を改装してるのか？場所が違うので、それで印象も違うのかも。
これが本当に最後、本堂と太子堂に結願の報告とお礼のお経をあげる。
一本10円で色々なお願い事が書いてあるろうそくがあったので、これが最後だからと
何本か購入して火をともす。(大盤振る舞い？か？？）
納経所は一番の札所というだけあって、混みこみ。ツアーの添乗員さん？達が
たくさんの納経帳を持ってわんさわんさと納経所の方達に渡していました。
さすが一番だなぁ。。となんか圧倒されました。
すごい人でガチャガチャしていて、、今まで歩いてきたお寺の静かな印象が強いせいか、こんなだっけか？とちょっとびっくり。これから歩くんだ、この人達、、と思ったら、大変だよね、と思いつつちょっとうらやましいような感じもあったりして複雑です。
少ししたら宿で一緒だった岐阜のおじさんも到着。お接待でいただいたおにぎりを
一緒に食べました。最後のお接待のおにぎり、、美味しかったです。
岐阜のおじさんともさよならをして、
11時48分発のばんどう駅発に乗り徳島駅に向かいました。
かなり早めに徳島空港に着き、なんと一つ早い便で帰ることができたのでした。
今回はすご～く長く感じた10日間、身体全体が痛いんだけど、飛行機に乗ったら
すごく安心してぐっすり眠りました。
次回からは今回のお遍路宿のことなども、書いていこうと思います。
本日の歩いた距離 15.28キロ
本日の歩数 23,3191歩
昨日の夜からかなりの大雨です。
天気予報では９時くらいに雨が止むということなので、出発を少し遅らせることにしました。
今日は10番切幡寺に向かって下って行き、そこから1番に向かって出来るだけ歩きます。
6時から朝食、そして7時から大窪寺に行き、向かいのお土産屋さんでお土産を買って
自宅に送りました。
8時45分出発、雨がちょうどやみました！これでカッパを着ずに歩けます。
滋賀県のおじさんと一緒に歩きます。この方は昨日女体山超えで大窪寺に行った方です。
やはりかなりきつかったそうです。
八十窪の名物おばあちゃんとお母さん。おばあちゃんのお孫さんは女子ソフトボール日本代表のキャッチャー 乾絵美さんだそうです。アテネで銅、北京で金メダルをとった方です。
つまり右側の女性が乾さんのお母さまです。
八十窪の食堂には乾さんの写真がたくさんありました。このおばあちゃんは85歳だそうですがすごい元気！お遍路の先達さんでもあります。すごいすごい。お母さまは神戸にお嫁に行ったそうですが、もう14年くらい単身赴任なのよ～と笑っていました。
お宿のことは後で書きますが、と～ってもいいお宿でした。おススメします。
さて2号線をずっと下っていきます。
舗装道路ですが、てくてく。切幡寺まで18キロまで歩きます。
長かった～。
切幡寺を左側に見ながら、てくてく。この風景は、、最初にお遍路を始めた頃に
見ていた徳島の風景だぁ。なんとなく懐かしいです。
あとは歩くだけ～。
途中コンビニで昼食。
一緒に歩いていたおじさんが疲れている模様。ものすごい暑さなので
熱中症？とも思いましたが、どうやら昨日の女体山が応えて、身体がきついそうです。
というわけで、先におじさんは宿に戻り、私はもうちょっと先まで。
16時に6番安楽寺に到着。
安楽寺はお遍路を始めた最初に泊まった宿です。とても印象深いお寺なので
こちらにもお礼参りをしました。
そして「里山辺」のご主人に車で迎えに来ていただきました。
「里山辺」は６番安楽寺の次に２泊お世話になった民宿です。焼山寺のときは
めちゃくちゃお世話になりました。思い出深い民宿です。結願の報告とお礼を兼ねて
泊まります。
夕食はなんと尾頭付きの鯛！里山辺のご主人が結願祝いにと用意してくれていました
そして奥様がケーキまで用意してくれていました！。
88番から一緒に下りてきたおじさんも里山辺に泊まったので、一緒に結願祝い。
そして、、里山辺の奥様が急にお花を奥から持ってきてくれました！
なんと主人からでした！
すごいサプライズで涙が。。それを見ていたさ「里山辺」のご主人ももらい泣き。
まだ他にもサプライズが。
一回目の区切りお遍路のときに一緒にあるいた大阪のお遍路さん、焼山寺の翌日の山越えの後の休憩所で知り合った方です。一緒に鶴林寺、太龍寺、そして23番の薬王寺まで歩いた方です。
５日目 十三番から十七番 で書いた男性です。
私は、その時に「里山辺」の話をしたのを覚えていますが、それからその方は「里山辺」の常連さんになったそうです。今はなんと先達さんになり高松に移り住んでいるとのこと。つい2週間前にも彼女と2人で「里山辺」に何日か宿泊されたとか。彼女も先達さんだそうです。
ご主人が電話をしてくれて、その方とお話しすることができました。
あれから既に４０周回ったとか・・そのうち歩き遍路は１０周・・・すごい、すごすぎる！
そして、その彼が作成したお遍路手帳が「里山辺」にあり、いただきました。
お遍路一筋で頑張ってきたんだなぁと尊敬です。
それともう一人。あのリベンジマンさん。詳しくは
2-3泊目 里山辺 の記事をご覧ください。
あのリベンジマンさんが偶然にも一週間前にやはり結願されて里山辺に泊まられて、結願祝いをされたそう。その方にも電話をしてくれてお話しすることができました。お互いにようやく結願できたね～と話もはずみました。
結願祝いはお花のサプライズと鯛の尾頭付きと、そして同窓会？のノリで懐かしい方々とお話しもでき、私の長いお遍路が終わったんだなぁと実感した夜でした。
こんな夜を演出してくれた「里山辺」のご夫婦と主人に感謝です。
明日は１番霊山寺まで歩くだけです。
本日の歩いた距離 26.83キロ
本日の歩数 41,776歩
今日もいい天気です。雨の心配はないので、あとは自分で頑張って歩くだけ。
朝７時に出発。今日は歩く距離は少なめですが、いよいよ結願と思ってもあまり現実感がないかも。。
途中セブンイレブンに寄って出てきたら、同じ宿だった２人の男性お遍路さんが前を歩いていたので、その方達の後を歩けば道に迷わないと思い、必死でついていく～。
テンポ良く８時半に 87番長尾寺に到着。
いよいよあとは８８番大窪寺のみ。
男性２人のお遍路さんと一緒に歩きます。目指すはお遍路交流サロン。
お遍路交流サロンでは、全部歩いたことを確認されてから（口頭だけです）
四国八十八ヶ所遍路大使任命書をいただきました。
こちらで冷たいお水をいただき、お菓子もいただき、ちょっとゆっくり。
ここからは、大窪寺までは大きく分けて３通りの道があります。
一つは、旧遍路道である花折峠を通る道。
もう一つは、バス通りを歩く道。
もう一つは、女体山超え。
私は迷わず花折峠を選びました。２名の男性お遍路さんも同じ花折峠。以前女体山を
超えたことがあるみたいで、違うコースを歩きたいようです。
同じ宿だったおじちゃん遍路は女体山。女体山超えは、とても眺めがいいそうです。
後で大窪寺で会いましょうと言って、お遍路交流サロンの前で別れました。
花折峠コースも舗装道路なので歩きやすいのですが、最初の方はかなりの急坂でした。
採石場が途中にあるので、大きなダンプが結構頻繁に通ります。
ひぃひぃ言いながら、、遅れつつ男性お遍路さんの後をついていきました。
それから汗が目にどんどんはいってきて痛かった～。ぬぐってもぬぐっても
どんどん目にはいってくる～。
途中、お接待でいただいたおにぎりを食べて、少し元気が戻ります！
最後の上りでは、男性お遍路さんの一人の方が杖を私に差し出してくれて
なんと引っ張ってくれました！ありがたやありがたや。
そして・・
１３時半に８８番大窪寺に到着！
新緑が本当にきれいでした。
一緒に歩いてくれた男性お遍路さん２名と記念写真！
ありがとうございました！
ドヤ顔です。今日だけは許して。
足かけ６年の私のお遍路にようやく終止符が打たれたということにホッとしました。本堂と太子堂で手を合わせてここまでの無事を感謝しました。ありがとうございました。
今日は夜から雨とか、、、。今夜は８８番の近くの八十窪に宿泊します。
明日からは１番に向けて歩きます。
本日歩いた距離 20.62キロ
本日の歩数 30,486 歩
久しぶりにぐっすり眠った感じ。
お遍路宿は色々な出会いがあり、色々な方のお話を聞ける貴重な時間でもあるのですが、時々は一人でゆっくりと好きな時間に眠れる、朝もパンを食べて、、そんな普通の時間が嬉しいのです。
さて気持ちも新たに７時半に出発！
84番 屋島寺を目指します。昨日は朝から迷ったので、今日は慎重に歩きました。
屋島は、源平の合戦で有名なところです。
屋島寺の入口からいよいよきつい登りが始まります。地元のお年寄りが何人か歩いているのですが、抜かれていく。。いくらリュックを背負っているからと言っても、、ちょっとまずくない？？でもこれが現実、、ゆっくり上る。確かにこの坂道はきついけど道幅も広くて、気持ちのいい空間です。
近くに住んでいたなら、お散歩がてら２日に一度くらいなら歩いてもいいかも、、そんな道です。
そんなことを考えながら、３０分くらい上ってようやく84番屋島寺に到着。
屋島寺の後ろ側に回ると、檀の浦が一望です！ 壇の浦は、那須与一の扇の的とか義経の弓流しが有名です。
檀の浦の左側のほうの海、小豆島方面かな。
屋島寺のお遍路道の下りは、とても急だそうです。右手はまだ痛くて杖をつくのも結構負担なので、膝も既に痛いので無理はやめようということで、少し遠回りになりますが登ってきた道を再び下ることにしました。後で聞いた話ですが、本当にきつい下りだったそうです。高さの段差が激しいとか。。
こちらの下り道は整頓された道なのですが、やっぱり膝にきました～。ううっ。
八栗寺のケーブルカー乗り場のちょっと手前にあった讃岐うどんで有名な山田屋うどんで昼食。お休みの日などは超満員だそうですが、平日だったのですぐに席に通してもらえて
ラッキーでした。ここで靴下を脱いで少し一休み。
そして八栗寺へひと登り。ケーブルカーの横にあるお遍路道です。
12時50分に85番八栗寺に到着。
ここから、舗装道路の長い下り道を歩くことになります。
この下りが長くてきつかった～、後で他の方に聞いたのですが
21％という表示があったそうで、、きつかった訳だぁ。もうこのときには膝が痛くて
痛くて、後ろ向きに歩いたり、斜めに歩きながら下ったり、、とか誤魔化しながら歩きました。
でも途中に猫ちゃんが日向ぼっこをしていて、少しだけお話し？することができて気持ちも慰められました。
そして
15時に本日のお宿である栄荘に着きました。荷物を置かせてもらって、86番志度寺にお参りに行きました。もう暑くて暑くて、、、かなりのエネルギーを消費していますが、あとひと踏ん張り。
86番志度寺。
志度寺は植物公園みたいな感じがするくらいのお庭がありました。
そして、立派な五重塔がそびえています。いいお寺でした。ここ志度は
平賀源内の出身地だそうです。志度寺のお隣のお寺にお墓もありました。
あと２寺。明日結願です。
ふぅ。。。
本日の歩いた距離 24.9キロ
本日の歩数 38,764歩
朝6時半に出発！・・しようとしたら、、お杖がない！？宿の玄関に置いてあるはずのお杖がない。。代わりに長さもカバーの色も違うものが一本。。。
宿のお母さんが先にでた男性に連絡をとると、、、間違えて持って行ったことが判明。
あ～見つかって良かったんだけど、まったく違うものをずっと持って歩くってこともあるのか？？って思ったのですが、、まずは一安心。
杖が戻ってきて、昨日歩いた道を少しだけ車で送ってもらう。
７時出発。
白峰寺へのルートは、今回は「西行法師の道」と名付けられた遍路道を行くことにしました。
ところが、、、道に迷う迷う迷う。
結局一時間近くうろうろして、、、8時半ごろ、ようやく白峰御陵につづく道に出会いました。
はぁ～今日は山寺２つとその先もまだまだあるのに・・・と気持ちは焦ります。
白峰御陵に続く階段が始まりました。横幅もあり、さほど高さもなく、登りやすい階段です。でも誰もいなくて、ちょっと怖いかなぁ、、、。
そして石灯籠がつづく道が出てきて、ようやく崇徳天皇の白峰御陵。
讃岐の国へ流された崇徳天皇のお墓です。お参りをしました。
９時半に 81番白峯寺に到着しました。
朝少し時間をロスしてしまったので、白峰寺から82番 根香寺（ねごろじ）に向かいますが、お遍路道らしいお遍路道です。
基本的に一人で歩いているので、お遍路さんとすれ違ったりすると嬉しいものです。
少し喋ってお互いに「お気をつけて」と右と左に別れるだけなんですが、「頑張ろうね！」ってお互いに励ましあってるような気がします。都会ではあり得ないことですよね。
82番根来寺は本当に山寺という雰囲気です。訪れている人も少なくて、なんだか少し怖いような・・・・(写真を撮るのを忘れた・・）
納経所で教わった83番一宮寺へのお遍路道を進むと、あまり人が通ってないような雰囲気の道です。遍路道の上に草が茫々と伸びていたり、途中で道がちょっと切れていたり、、大丈夫かな？というような道でした。でも、引き返そうにももうかなり下ってきてるので、今さら引き返すのはムリ～などと思いながら、、30分くらい歩いたでしょうか、、ようやく舗装道路に出ることができました！本当にホッとしました。
でも・・・そしてここからが長かったのです。
てくてくてくてく歩いて、15時15分、83番一宮寺到着。ひぃ～。
一宮寺のお参りも終わり、あとは宿のある栗林まで７キロ歩くだけだ！
、、と言っても疲れていて歩きのスピードがなかなかあがりません。
途中、うどん屋さんがあり、ここで遅い昼食。お店の人と話をしていた時に
根来寺の話になり、
「あそこは心霊スポットと言われていたから、自分が若いときには夜遅く皆で行ったりしたよ～」なんて話を聞いて、、ちょっとゾ～ッとしたりして。。
でも秋は紅葉がとてもきれいで有名なお寺だそうです。
この後はひたすら歩く歩く。。今日は、今回最初で最後のホテル「ダイワロネット高松」だったので時間が遅くなっても夕飯やお風呂の心配もなかったのが良かったです。主人から「ホテルの白いシーツが待ってるから頑張って歩いてね」というメッセージをもらい、本当にそれを夢見て？歩きました。
そしてホテルについたのが１８時半、朝の迷子が響きました。
ホテルのベッドに腰を下ろして、、、疲れすぎていて暫くは何もできずにボ～ッとしていました。
本日の歩いた距離 40.32キロ
本日の歩数 58,871 歩
善通寺の朝は5時半のお勤めから始まりました。約50分のお勤めの後、戒壇めぐり。
真っ暗であまり好きじゃないのですが、なんとかこなす！
その後朝食です。7時出発。今日も一番遅い出発なり。。もうみんな出発しちゃってます。
今日もお寺を５つ回ります。気持ち的に忙しい日です。
善通寺はあまりにも広くて、お遍路地図を見てもどちらの方向へ行けばいいのか
わからなくなり、朝から迷いながら歩きます。
８時１５分 76番 金倉寺（こんぞうじ）に到着。
９時１５分 77番 同隆寺に到着。
そろそろお腹すいてきたなと思っていたところ、小さなうどん屋さん発見。
こちらのうどん屋さんは必ず「ひと玉？ふた玉？」と聞いてきます。そして好きなトッピング（揚げ物）を入れて、おつゆを冷たいのか温かいのかを自分で選びます。これをうどんのセルフと言うのだと理解しました。はなまるうどんみたいなものですよね。食べ終わった頃、雨がバラバラと降ってきたので、雨具をつけて歩きます。
途中、善根宿「うたんぐら」の方に「休んで行ってくださいね」と優しく声をかけられました。でもちょっと前にうどん屋さんで休んでしまっていたので、、、お断りすると、塩飴を２つくださいました。宇多津は塩の町だったんですよ、、というお話を聞かせていただきました。とても明るい気持ちのいい女性でした。前根宿ですが、とても快適そうなお宿でした。
そして、
途中さかいでにある本日のお宿である、「みき旅館」に寄って荷物を預けてその先を歩きます。雨も止み、気持ちも楽々。
13時半 79番 高照院天皇寺に到着。
こちらは、崇徳天皇が崩御されて、冥福を祈願するために天皇社を造営されたことで、天皇ゆかりの寺ということで天皇寺と呼ばれているそうです。明日は白峰寺も登るし、崇徳天皇ゆかりの地がいくつかあるようです。
15時10分 80番 国分寺に到着。
落ち着いたお寺でした。
そして、ちょっと慌ただしかったのですが、15時42分の国分駅発の予讃線に乗って今日のお宿の「みき旅館」があるさかいでに戻ります。
最初の計画では、国分寺の近くのお宿に泊まって81番白峰寺を打つ予定だったのですが
雲辺寺で転んだ時に痛めた右手が痛いので、なるべくきつい道を避けてと考えた結果、さかいでの方から白峰寺を登ることにしたのです。若松屋別館でご一緒したお遍路の方がそういう案を教えてくれたのです。
さかいでに戻ったら、雨が強くなっていました。
明日はいよいよ山寺２つ。
本日の歩いた距離 32.22キロ
本日の歩数 47,775歩
本日は少し楽な歩きの予定です（ほんとかな？）
7時に宿を出発しました。今日も暑いという予報なので、涼しいうちに、、と
思っていたけど、もう既に暑かった～。財田川沿いを歩きます。登校する学生たちの
ほとんどが気持ちよく 「おはようございます～」と挨拶してくれます。こちらに居ると
なかなかこちらから挨拶することは難しいのですが、お遍路の恰好をしていると
不思議にこちらからも元気よく挨拶できます。
70番本山寺 8時に到着。
境内をお掃除している女性から袋にはいったお菓子と飴をお接待でいただく。ありがとうございます。
納経が終わり、71番に向かって出発しようとしたら・・・テレビのインタビュー。他にもインタビューを受けていた男性から後で聞いたのですが、テレビ朝日だったみたいです。放映は5月25日ごろ？だそうですが、なんでしょう？
71番 弥谷寺（いやだに寺）まで、舗装道路ですが上りが続いてきっつい。
竹藪の中を通って11時過ぎに到着～。弥谷寺は弘法大師が8歳から13歳まで修行した場所だそうです。
しかし、、なんとここから本堂まで階段が540段とか書いてある。。
階段自体は一つ一つは高さも普通なので、苦しくはないけど、、、えっちらおっちら。
余談ですが 暑くていつの間にか顔が塩でざらざら。汗が乾いて塩になってる！ということで、お寺の洗面所で顔を水で洗ったりするのですが、そうするとそのお水が塩辛い・・・・ 山登りのときなどは、汗が目に入って目が痛くなるのを経験しました。なかなか経験できないですよね。。。
お腹がすいたので、俳句茶屋でおうどんをお願いして食べました。俳句茶屋のおじさんとお話しして72番へ向かいました。ここからはお遍路道は鬱蒼とした竹藪が続きました。
72番曼荼羅寺 13時40分に到着。
そして、すぐ近くの73番出釈迦寺（しゅっしゃかじ）です。
弘法大師さまが町を見下ろしています。
74番甲山寺 15時に到着。
75番 善通寺 15時45分頃到着。今日はお寺がたくさんあったので、結構大変でした。
高知県だと次のお寺まで3日間かかるところもあるというのに、香川県は細かくお寺があるので楽と言えば楽ですが、ちょっと忙しい。
善通寺は、弘法大師生誕の地とされていて、和歌山県の高野山、京都の東寺と並んで弘法大師信仰の三大霊場一つとされています。
本日のお宿は善通寺宿坊です。今日は少し楽かなと思っていたけど、
弥谷寺がきつかった～。
本日の歩いた距離 27.15キロ
本日の歩数 42,572歩