昨日見に行った
東京国際映画祭
映画祭なんて初めてのことで
でも映画は大好きだからワクワクが止まらない
六本木
外国人がいつもに増してたくさん
首からIDぶら下げてて
カメラクルーもいる
正直
知らない映画も多いんだけれど
ポスター見てるだけでワクワク
そして
念願の
大林宣彦監督
海辺の映画館
180分の長作
大林宣彦監督の映画
尾道三部作は見たけれど
正直あまり見ていなくて
でも
今回は
監督がずっと伝え続けている
戦争
舞台は広島の映画館
これだけで見る価値あり
なぜなら
祖母からも大戦の話
幼い頃聞いていて
住んでいる横浜も
空襲があり
幼い父と逃げた記憶など
幼心に鮮明に焼き付いていて
戦争が大嫌いだから
自分があの時代にいたらどう思ったんだろう
右へ倣えで
愛国心剥き出しにしちゃうのか
戦地に赴く知り合いに
生きて帰ってきてという勇気があったのか
原爆のことを調べたり
考えたり
参考文献集めたり
実は真面目に考えていたから
映画の中の様々な時代にタイムトリップすることで、本当の戦争を知っていく若者たち。
私は知らない
教えて
これがキーワード
「映画は他人事ではなく自分ごとである」と仰った監督の言葉の通り、気づけば自分なら・・と考えながら見てしまうリアル走馬灯のような映画
まさに私が今まで事あるごとに考えていたことが断片的に映像となって
自分でもまとまらない結論が
その通り映像になっていた
事実として教科書で習っていた事
それが事実としては正しくても
人として
正しいのか間違っているのか
私も常に持っていた葛藤がそこにあった
習ったことの通り進むのなら
しかしそこには変えられない現実があって・・
変えたいと願うも力足りず
「戦争は一晩で起こせるが平和は400年かかる」との監督の言葉を改めて実感する。
あの右へ倣え気質は変えられないものだったのか
長いものには巻かれるのが時代なのか
人間が弱いからなのか
歴史は繰り返される・どこで断ち切るのかは今を生きる私たち次第なのかな
所々出てくる
中原中也の詩がまた心に残る
戦争をしっかり学んでいない若者にこそ見てほしい
ゆとりだかなんだか知らないけれど、事実すらしっかり学べていない若者が増えている
そりゃ無関心にもなるよね
たくさんの出演者の中に、大久保利通吾郎
ゴロデラでの約束の為にこの役を作ってくださったのではないかなぁ・・
と思えてしまうちょっと合成感のある
ねじ込んだ感じ
でももともとどうでもよかった
ごろちゃんは
今回ばかりは入り口に過ぎなくて
大林作品に触れるきっかけをくれたと思っているから
どんな教科書よりも戦争がわかる映画
大林監督の頑なまでに戦争を嫌う姿勢が余るほど見て取れる内容の中にも
生きることの素晴らしさも伝えてくれているような気がした
男女の交わりもまた描かれているから
でもそれはラブシーンではなく
人間の本能なのかなと取れる
昨日
この映画を見れたことは
自分の中で1つ
すとんとふに落ちた
スッキリ感をもたらして
あの映画の作り
そのものが
自分の思考だった気がして
その点と点がつながって線になる感じ
それがフィルムが繋がれて映画になっているのと同じ感じ
すっきりしたな
そして1つ目標できて
来年は映画祭通おうかな
もっと違う世界を見てみたい
映画から学ぶものがたくさんあるから
常盤貴子さん
かわいいなぁ
そして
東京タワーは変わらず凛と
ついでに見終わってから飲んだビールとローストビーフ
美味しかった