ANNIEの徒然日記

ANNIEの徒然日記

お芝居や好きな事について気ままに・・。

 
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大分経ってしまったが、
先週の日曜日、千秋楽を迎えた芝居の感想を。
前回と、ダブルキャストになる、イエローハイクチームで。

前回と同じシングルの方もいらっしゃるのだが、
やはり、俳優が変わると、芝居もかなり違っていて、
そのカラーの違いが、また面白みにもなる。

シングルの方は、回数が多い分、やはりこなれ方も半端なく、
わずか数日なのに、テンポとなじみ方が良くて、存在感が増していた。
特にお父さんの方は、自然な家族とのやりとりに余裕が感じられた。
同じ病室の患者役のお二人も、安心して笑わせていただけた。
私の目が慣れたからかもしれないが・・。

こちらのチームは、全体的に、ウエット感があるような・・。
それは、おばあちゃんと次女の造詣の違いかも?

前回の観劇を踏まえて、段差のある後ろの位置に席を取ったのは、
やはり正解だったようで、舞台全体が比較的に良く見えました。
ただし、足の短い私には、ちょっと椅子の高さはきつかったけれど・・。

ダンスシーンも、良く見えて、満足。
元の公演では、中盤にあったのを、
芝居初めに置いたのも、なかなかしっくりしていて、
良かったなと。
ただし、中盤のダンスを短くしたので、その分、
鉄平さんの語り部分の切り替えが、
ハッキリしなかったような・・。
これは役者さんの表現にも因るのかも。

確かに、鉄平役は、どう考えても、悲しくて苦しくて、
貧乏くじを引いたような役だけれども、
ずーっと、斜に構えた感じでは、この人の持つ魅力が
半減してもったいないような。
その代わりに切ない心情は、痛いほど伝わってきたけれど。
最後のあやめさんが彼の姿を見られたシーンは、
実に感動的だった。
ここで、スポットの照明が使えたら、より効果的だったに違いない。

最後に、この物語の主役ほしみについて。
ご本人の思い入れの強さが充分に感じられて、
体全体での表現は、とても感動的だった。
ほしみの事を随分考えたのだなぁと。
ラストの、ほしみの独白は、こちらが苦しくなるほど胸に迫って、
圧倒的な説得力があった。
涙を飲み込みながらの言葉には、きっとこの人のこの時の本当が
いっぱい詰まっていたのだろうと。
ただ、初めから通してみると、少し大人っぽ過ぎたような印象が。
突然、おかしなこ事を話し出すほしみに、それでも好意や同情をよせる人々は、
やはり、ほしみの天真爛漫さや、愛嬌に惹かれるのではないかと、
私的に感じてしまうので、そこの所をもっと表してもらいたかったなと。
その方が、返って最後にほしみが吐露する本音部分が、
より、活きるのではないかと。

とにかく、この一週間、良い芝居を見せていただき、
感謝です。
できれば、これからも、これ一回で終わらせないで、
また、このメンバーに会いたいですね。
来年の夏頃にでも・・。


キャラメルボックスの俳優教室5期生と6期生中心に
集まった仲間達による、初めての公演を、
高円寺「明石スタジオ」にて。
7月22日グリーンノートチーム初日。

まず、チラシ兼パンフが、全面カラー写真で、
とても、きれい。
表題のお芝居に、まさにぴったり。
思わず、手にとってみる。
本のしおり風のチケットも、
ビーズが差し込まれていて、
手作り感いっぱいで、好感度UP。

最近、チラシなどが、内容とかけ離れている物が
多いので、わかりやすくて感じの良い物は、
観る側に安心感を与えてくれる。

中野には良く行くが、高円寺ははじめて。
ちょっと、緊張気味に明石スタジオへ。
中に入ると、ベンチシートが整然と並んでいて、
全部で、7~80位かな?がほぼ満席。
席と席の間がわりに離れているが、
段差があまりないので、下の方は、
少し、見えにくそうだ。
天井は規模にしては高いが、
間口がちょっと狭い気がする。

ダブルキャストの片方が前説。
こちらは、キャラメルの系統を汲んでいて、
良い雰囲気。

さて、お芝居の方は、キャスティングが見事に
成功しているようだ。
それぞれのキャラクターがぴったり嵌っていて、
違和感無く楽しめた。
かなり、複雑な構造を持つこの芝居の波を
いくつも、乗り越えて果敢にチャレンジしている彼らが
眩しくみえた。
この芝居は、本家のものを再演を含めて3度観ているが、
何度か、必ず出てくる、私的泣き所に、
今回もかなり揺さぶられたが、会場が狭く、割りに明るいので、
必死に堪えるのが大変だったのは、ここだけの話。

ダンスシーンは、大道具にベッドを入れていたため、
スペース的に、狭くなってしまって、
動きが限られてしまって、惜しい気がした。

私的に、おばあちゃ役の女優さんが上手くて、
若いのにも関わらず、しっかり役に徹していて、
情感の豊かさを感じた。
お笑いの部分も、彼女に負っていた部分が多かったようだ。

全体に、真面目さが伝わってきて好感がもてたが、
もう少し、笑える部分が滑らないと、もっとメリハリが効くのかなと。
鉄平と菊川の対比が良かった。
あやめの迷う気持ちや、鉄平の嫉妬してしまう気持ちが
良く伝わってきた。
鉄平のせつなさは、とても胸に迫ったが、
少し、暗すぎるかな?と。
勝手な感想になったが、とても面白く感動できた。
次回は、もう一つのイエローハイクチームを
拝見する予定。
どんな違いが見つけられるか、
こちらも、とても楽しみ。

7月26日まで。




加藤健一事務所のお芝居を本多劇場にて。

レイ・クイニー作の翻訳物。
イギリスを舞台にしたコメディーです。

とにかく台詞が多くて、どの出演者も、
しゃべるしゃべる。
それだけではなく、体も惜しみなく使った、
ドタバタライトコメディ。

あるクリスマスの一日。
舞台は、ロンドン、
セント・アンドルーズ病院の医師談話室。
サーの称号と病院での地位がかかった
大切な医師会の中で記念講演を控え、
そこでのスピーチを必死に練習する
デーヴィッド。
そこに、18年ぶりに再開した元看護婦のジェーンが、
ただならぬ打ち明け事をして・・。
一つの嘘をごまかして、講演も無事に乗り切ろうとする彼、
嘘が嘘を呼び、人の良い友人ヒューバート医師を巻き込み、
そこに、看護婦長や患者らも加わって、
てんやわんやに・・。
結末ははてさていかに?


といった、内容でしょうか・・。

ご本人は、大汗書いて必死にごまかそうと
もがくのですが、それが、観客には堪らなく可笑しい。
きっと、あの渦の中に自分がいたら、
かなり、深刻で心臓に悪いと正直思います。
こんなコメディは、毛色は違うけれど、
「男はつらいよ」の寅さんのようだなと
ふと、思いました。

流石に、加藤さんは、1994年に初演でも
この作品を演じられているし、
今回は、演出も兼ねていらっしゃるし、
とても作品に馴染んでいて、
自然な感じがしました。
あ、でも、前回は、デーヴィッドの役ではなく、
巻き込まれる方の友人医師の役でしたが。
その時は、デーヴィッド役は、角野卓造さん。
出来れば、こちらの配役でも、観て見たかったなと。
また、全く違った味のお芝居になったでしょうね。

実は、5年程前に、パルコプロデュースで、
「IT RUNS in the Family パパと呼ばないで」
という名前の同じお芝居を、拝見しています。
その時は、デーヴィッド役が上川隆也さん、
ヒューバート役が近江谷太朗さんでした。
この時も、真夏にクリスマスのお芝居を楽しみ、
お腹を抱えて笑ったのを覚えています。

実は、その事もあって、この芝居を
どうしても観たくなったわけです。

イギリスでの芝居の元もあり、
セットも、殆ど同じで、初めは懐かしくて、
台詞が、前の記憶と重なってくるようでしたが、
観ていくうちに、双方の良さや違いがわかって
面白く、その内に、次第に内容にひきこまれて
行きました。

余談ですが、昨年、短い期間でしたが、ロンドンに行った事も
このお芝居を身近に感じられた要因かも。

上川さんと近江谷さんは、同じ劇団の同期ということもあり、
二人の掛け合いの息が、正にぴったりで、
ボケと突っ込みが、絶妙な笑いを生み出していたなと。
後、ヒューバートが仕方なく友人を助ける為の芝居(歌)が
彼の持ち味を、充分に引き出していて、
見せ場になっていました。

加藤さんと、村田雄浩さん(ヒューバート)は、
持ち味がはっきり違っていて、GOODキャスティング。
真面目な必死さゆえの笑いが、
なんとも言えない可笑しさを引き出していたと。

ラストのどんでんで、ハッピーな結末になるのも、
この作品が好きな所かも。
やはり、クリスマスはこうでなくちゃ。
意外だったのは、前回もラストでヒューバートに
ジーンと来て、ほっこりしたのですが、
今回は、祝福の涙を流してしまった事。
コメディにもかかわらず!
これは、きっと村田さんの素朴なお人柄に
よるものが大きいかと。
やはり、陰の主役は、ヒューバートかも・・。

ネタバレになりますが、二幕の二人の女装の所は、
前回の方が私的には、笑えました。
あまりにも、以外だったので。

笑って泣けるお芝居。
こんな時代には、なかなか良いですね。
下北沢本多劇場で、14日まで。