以前書いたスピリチュアルについてのブログで


『「癒し」は本来、高次元へ行くためのものではない』

と言いましたが、その事についてのおはなしです。



「癒し」は、「癒されるべきものがある人」のためのものですよね?


「癒し」を調べてみると

「傷や病気などを治すことだが、 その意味から派生して、こんにちでは 心身が平穏になるという積極的な意味がある」

とでてきます。


本来の意味で捉えると、現実社会において「すでに頑張りすぎていて、身体や精神に休息が必要な状態」の人に癒しは必要であるということです。

通常の人がゼロ地点より上 プラス側であるなら

癒しが必要な人はゼロ地点より下、マイナス側にいます。


「癒し」は  マイナスからゼロ地点に戻してあげるためのものだと私は思います。

傷を治し、病気を癒す。

「がんばらなくていい」「そのままのあなたでいい」の世界。

そして、癒されたら元気になって、ゼロ地点からまた再スタートしていく。「がんばるぞ」「目標に向かって努力する」世界。


ではもし、スタート地点より上でさらにその上を目指している人に「がんばらなくていい」「そのままでいい」と言うと相手はどう思うでしょうか?きっとやる気を削がれてしまう、士気が下がってしまいます。


「癒し」は よくも悪くも  ゼロ地点に戻す力がはたらきます。



そこで ですが、高次元の人、覚醒した人はどの地点にいると思いますか?

ゼロ地点よりマイナス側にいると思いますか?

ゼロ地点にいますか?そうではないですよね。


だから 

「癒し」や「ヒーリング」では目覚めやその先への成長はできないんです。



しかし、私は「癒し」は必要ないものと言っているわけではありません。

癒しが必要な人は必ずいます。

自己肯定感が低い人

自分には価値がないと感じている人

自分の存在が無意味だと感じている人

自分を愛せない人

です。


その人たちが自信をもって生きるためや、目覚めや 覚醒やその先を目指すためにはとても大切だと私は思います。

私も、過去の 自分が傷ついた時の記憶を癒し、統合し、自分への自信を回復させてきました。自身を成長させていくためには 自己肯定感の回復は不可欠です。



ただし、ゼロ地点まで回復したらそれから卒業する、病院で例えれば 退院したほうがいいと思います。

入院先で、元気になった人が「そのままでいい」「がんばらなくていい」と、いつまでも入院していたら逆に具合が悪くなってしまいますから。