




駅ちか1分の激やば美味いフルーツガーデン😱1-1-1の中安果樹園さん
あなたを梨中毒に致します。
私は金なし中毒!貧乏暇なし!
あっ!なしって言葉合成しちゃいました!
昭和世代の川崎市民だった方なら覚えていらっしゃると思います。私は子供がいないので今の教育がどうなっているか存じ上げませんが昔はかわさきという教科書があって二ケ領用水による農業の発展とかかわさきのこと小学校で習いました。
そのときに必ずでてきたのが多摩川梨の発展と川崎発祥の梨の品種の長十郎!
https://www.city.kawasaki.jp/250/cmsfiles/contents/0000002/2286/5-2.pdf
川崎区の日の出のあたりが発祥らしいのですが、工業化し、梨園もだんだんと以西に移り、私が小学生のころ、川崎市の以西地区は田んぼと梨農園の緑の多いところでした。梅雨のころになると蛙が大合唱!秋の気配には鈴虫の声そんな場所でした。
私の家でも毎年親戚に多摩川梨を送っていましたし、自分の家でも購入して、田舎の長野からも梨が届き、秋の時期は毎日食後のデザートは梨で梨漬けでした。
令和の今の時代私の住んでいる近所は昔田んぼがあったところは全部住宅地になってしまい、一番近かった梨農園は先日通ったら梨の木はすでになくなっていました。食後のデザートもいつの間にかキウイに変わってしまい・・
あんなに多摩川梨で有名だったのに・・・と思い調べてみたら、川崎市多摩区中野島
の付近で品種は違いますがまだまだ頑張って梨を作っていらっしゃる農家さんが結構いるということを知りました。取材したいと思い時間がたってしまいましたが、先日援農ボランティアhttps://www.jaceresa.or.jp/news/new/4386/
の活動で雑草とりに中安果樹園さんにお邪魔する機会があり、念願だった梨の取材を園主の田村英喜様がこころよく引き受けてくださいました。
この中安果樹園さんなんとJR南武線の中野島の駅の真ん前にあるんです。住所は1-1-1!貧乏なのですぐに懐のことを考えてしまう私としては、どうしてこんな駅前に農園?売るとすごいお金になるのではと単純に考えてしまいましたが、税金もすごいお金になるそうです。やっぱり、都市型農業にとって税金と相続という問題からはのがれられない宿命のようです。
逆に線路の目の前にあることでまた表の通りから畑ひとつ入ったところにあるので
農薬をまくときも近所から匂いなどのクレームが出にくいとのこと。梨って果樹の中で一番病害虫の被害にあいやすい果樹ってご存知でした?川崎の梨農家さんはいつもこれと戦ってこられたのですね。そういえば私も通学の際に農薬をまいているその匂い思い出しました。どの梨もまず黒斑病や赤星病などの病気、アブラムシやシンクイムシ、コナカイガラムシなどの害虫、この暑い時期にはハダニの発生など天敵に囲まれています。その天敵から梨を守るため、農薬の散布は必須となります。農薬=身体に悪いというイメージですが、法定の使用量をきちんと守って散布されていますので、身体に害をおよぼすことはありません。安心して召し上がってください。
ここの中安果樹園さんホームページをご覧になるとわかるのですが、独特な栽培方法をとられていらっしゃります。それは盛土式根圏制御栽培方法。栃木県の試験場ではじめられた栽培方法で一株一株に遮根シートを敷き、培土を盛って栽培する方法です。
根の生育範囲が制限して、高品質、多収穫を実現するものです。株一株が区切られているので、根を生やしやすく細い根が土中にたくさん生えるので水や栄養を効率的に吸収できます。また土壌中の微生物物相を豊かにして病原菌の活動を抑制する効果もあるそうです。特に病害虫が多い梨の木は一株一株区別されていることによって病気もうつりにくいというのも特色のひとつです。根の生育をコントロールすることで果実の糖度や硬度を高めることが可能なんですね。また根の生育が制限されるため、根の成長の分樹の成長が早まり、植え付けてから翌々年で収穫が期待できるとのことです。また、一株一株になっているので、他の品種に移行もしやすいとのこと。病気で駄目になった樹もすぐに移行できるのではないでしょうか?
話は変わりますが、梨棚というのはご存知でしょうか?昔ながらの梨農園では鉄線などを張り巡らせて梨の枝を棚に誘引する方法です。私の近所にあった農園もこの方法で昔は梨棚が川崎のあちこちで見られていました。私も昔は子供の頃、その梨棚の近所の農園に梨もぎに行ったことがあります。子供だったからか高かったからか脚立を貸してもらい梨もぎをした記憶があります。そういうことで収穫も高いところで大変なご苦労です。取材した中安果樹園さんも昔は梨棚だったみたいで、学生の頃から園主さんはお父様に言われていやいやお手伝いをされていたそうです。あるときは雪が降ったときに重さに耐えきれず、梨棚が潰れたこともあるそうです。一般企業に勤められていたころ、園主様のお父様の腕が上がらないご病気にかかられてそれから梨棚のお手伝いをしながら、危機を感じ、農地がなくなるのもムズムズ?もしかして戻ってくるのもチャンス!と今後のことを真剣に考えられてお父様の後を継ぎ就農されたそうです。
お父様想いの園主様だったからこそ、高いところに手を伸ばさずに収穫できる、この盛土式根圏制御栽培方法に行きついたのかもしれません。この栽培方法では梨棚は作らずに低木に成長するため、斜めに枝を生やして一文字型にして、採りやすく、収穫のときの作業効率を上げていらっしゃいます。
本当にご家族想いの園主様でいらっしゃいまして、愛情深い方でいらっしゃいます。娘さんが3人いらしゃいますが、丁度娘さんのご誕生がこの盛土式根圏制御栽培方法で収穫したときで娘さんのご成長と梨の木の成長で園主様の農業に対するモチベーションが本格的にアップされたそうです。
収量のお話を伺いました。今はお父様は近所の別の場所で農業をされており、私が訪ねた場所では園主様が主におひとりで時々お手伝いの方々がこられてやっていらっしゃるそうです。梨の木一本に対し成り枝を16本生やしていく計画的生産で平均1本につき8個梨がつくのが理想的で16本の枝だと一本の梨の木に合計128個つく計算になります。それを130本栽培されているので、理想的な平均的生産ですと1万6640個成る計算になります。大体ひとりで管理できる最大の面積が5反(50R)で2メートル間隔で果樹を植えると約100本くらいとのこと。100本なんてすごい!大変!と思ってしまいました。
その130本の木の管理!枝の剪定で梨の枝が大量に出て困っていらっしゃるそうです。燃やすにしてもその臭いと黒煙を住宅地が近いところでできるわけもなく、再利用も考えたそうですが、チップにする機械があるそうですが、機械は高価でチップにするときの音がものすごい音らしく近所から苦情がくるのは必須!ということで石窯のピザ屋に売りとばしたらどうかと今思ってしまいましたが火つきがわるいかもといろいろと思ってしまいました。どこの農家さんでも残渣の処理にお困りのようです。田舎と違い都市型農業は近所が住宅地なのでやたらめったらCO2を排出するわけにもいかなく、産廃に出すと高いお金をとられ、その対策の条例などがあれば・・とおっしゃっていらっしゃいました。
都市型農業には税金や相続、近隣の住宅地への配慮などいろいろな問題がありますが、じゃあメリットは?とお尋ねするとやはり、駅前もあって適正な価格で新鮮な自信のあるものを地元の消費者に提供できることとのこと。地方の大規模農業だと買いたたかれてしまう可能性があるが、地元の消費者に提供できてなおかつ美味しいのでいつも完売してしまうほどなのでフェアトレードな価格で提供できることだそうです。それがかわさきそだちのメリットとのこと、地産地消で身土不二ですね。
落果したり傷ついた果実も欲しいという方が多くいらっしゃって、多少お値段を落として販売してしまうので、よく落果を加工品という話を聞きますが、すべて売れてしまうので加工品にできないそうです。
しかし、この栽培方法には維持費がとてもかかる点がデメリットとのこと。
その点で農業経営の難しさというものを感じました。私は、農業って収量があがればあがるほどいいものかというとそうでもない?農地保護といっている割合には相続税が大変?維持費が大変?やっぱり、都市型農業は大変!と思ってしまいました。
園主様もおっしゃっていましたが、農業をやるには折れないメンタルが必要とのこと
梨棚が壊れて梨の木がぼろぼろになり、根っこから引き抜いてまた一から育て直す、
どこの農家さんにもお金の問題を含め、大変なご苦労があるみたいです。それで成った果実を価格重視で買っても良いのだろうか?と思いました。やはり、どこの農家さんでも維持費管理費などがちゃんと回収できるようなフェアトレードな価格で購入し、美味しい物を美味しく感じながら大切に食べ物を頂く、貧乏ひまなしですがそういう気持ちでいたいなと個人的に思いました。
あと個人的に思ったのは、小さい頃に梨もぎに連れて行ってもらったことや季節季節の行事のときに手間をかけてお料理を作ってもらったこと、いい年をした大人ですが大人になった今では思い返してみたらとてもいい経験でした。節目節目にそういう経験をさせてもらった両親にとても感謝しています。農業も料理もおもてなしも思いやりの心もひと手間を惜しまないそんなこころが必要なんじゃないかなと思いました。
今年の中安果樹園さんはお盆すぎからおすすめの秋月が販売になります。
毎年、幸水、秋月、新高を栽培されています。
私もひと足先に初物の幸水の梨購入致しました。
初物なのでちょっとこぶりでしたが、前面にばーっとくる甘味ではなく、和三盆みたいな上品な甘みで美味しく頂戴しました。
皆様よろしければ多摩川梨召し上がってみてくださいませ。
果樹園の写真は園主様からご提供頂きました。
盛土式根圏制御栽培方法のお写真も中安果樹園の公式ホームページに載っています。
是非ホームーページもご覧ください!
追伸
川崎や畑は梨の帰り花 正岡子規
かわさきそだちの私の私見ですが、せっかく川崎には川崎発祥の長十郎があるのだから、帰り花を咲かせてまた長十郎の需要が増えればいいなあと思いました。しかし、園主さんがおっしゃるように実際に今食べたら幸水や秋月などには甘さや美味しさの点負けてしまうだろうとのこと。お菓子などの加工品にして売り出したり、加工品の時点で単価が落ちるので生産者としてはあまりメリットはないかもしれませんが、単価が落ちないほど売れる商品というのがあれば・・・また長十郎の品種でもっと美味しいものができれば・・・何代も重ねた孫の孫の孫の・・・長百郎?私としてはかわさきそだち第一号は長十郎梨だと思っております。
中安果樹園ホームページ:https://nakayasu.base.shop/
インスタグラム:https://www.instagram.com/nakayasu.fruit/




