7次治療② | 夫の肺がん治療記録

夫の肺がん治療記録

2021年4月、健康診断でステージ4の肺がんが見つかりました。検査をするたびにネガティブな結果を知らされ、私たちはまるで竜巻に巻き込まれているような状況でした。
1年が過ぎて、治療記録を残すことにしました。

2024/09/02

ドセタキセル単剤 2回目投与


1回目の投与で白血球が随分さがり、発熱もあったので、今回は量を減らしての投与になりました。


1回目の投与後、少し元気を取り戻したように見えて喜んでいましたが、退院後なぜだかしだいに下肢の痛み、足首と甲の浮腫が強くなり、横になっている時間が増え、立ち上がりも、歩行も辛くなりました。

微熱も続きました。


脱毛は、アブラキサンほどではなく、徐々に抜けていますが、頭髪は残っています。


今日の診察で、CEAは基準値内になりましたが、レントゲンでは変わらないのか、微増なのか?

大きくなっているようにも見えます。


痛みの原因を尋ねましたが、副作用なのか?癌の勢いが増しているのか?わからないということでした。


痛みと浮腫の緩和のために、プレドニン増量と利尿剤が処方されました。


来週のCTと今月半ばのMRIで効果を見て、増大していれば薬剤変更の可能性もあるそうです。

といっても、だんだん打つ手は狭まっています。


先生に、痛みが強く仕事ができない状態であることを相談したら、今後、脳転移の影響で発語が難しくなったり、意思の疎通が困難になる可能性もあるので、引き継ぎや整理など、しっかりしているうちにやっておいた方が良いと、やんわり告げられました。


パパは、仕事のこともケジメをつけて、緩和医療についても考える時期なのだと悟ったと話してくれました。

限られた時間だとわかっているけど、目先の痛みのことだけでいっぱいいっぱいで、何も考えられないし、まだ気持ちの整理もできていないとも。


私は怖くて何も言えず、パパがそうしたいならそれでいいと言っただけです。


希望はまだあると信じたい。