夫の肺がん治療記録

夫の肺がん治療記録

2021年4月、健康診断でステージ4の肺がんが見つかりました。検査をするたびにネガティブな結果を知らされ、私たちはまるで竜巻に巻き込まれているような状況でした。
1年が過ぎて、治療記録を残すことにしました。

2024/09/25

ドセタキセル単剤 3回目投与


先週行った脳MRIの結果は前回と変わりなく、肺のレントゲンも変わりないので、今日3回目の投与となりました。

今後は、来週CT検査をして、肺、肝臓、脾臓が前回と変わりなければ、このまま次回もドセタキセル投与継続となり、大きくなってきている鎖骨下のリンパに4日から放射線治療をすることになりました。


副作用は変わらず、足首から下のむくみ、腰から下の痛み、発熱、etc.

気分の良い時は、テレビを見たりしていますが、ぽぽ寝室で過ごす日々です。

ソファに座るのはきつそうです。

いつも寝室にあるオフィスチェアに腰掛けて、ラジオを聞いてます。


9月5日のCTで、肝臓と脾臓に小さな転移が見つかりました。また、鎖骨下が腫れて痛みがあるのを気にしていましたが、これもリンパへの転移でした。

この結果を聞いたパパは仕事を手伝ってもらっている元同僚へすぐに電話。現状を伝え、リタイアを考えていることを伝えました。電話の後、嗚咽して泣きました。

無念なのと、元同僚があまりにもよくしてくれることに感激しての嗚咽でした。

私は運転しながら、黙ってそのやりとりを聞いていました。

電話の後、涙ながらに「綺麗さっぱり、迷惑をかけないように整理してこの世を去りたい」とパパ。


パパの思いを尊重して、これからやるべきことを進めたいと思っています。


連休には、仕事のために鹿児島で借りていた部屋を引き払いに、パパと娘と3人で鹿児島へ行き、引越しを済ませました。


パパがここで一人で頑張った、夢と希望の詰まった部屋でした。

私にはそんな感傷的な思いもありますが、パパはさっぱりしたようです。


仕事で使っていた車の処分や、色々なものの解約など、済ませておいた方が良いことがたくさんありますので、パパと相談しながら進めていきます。