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創価のブログ

世界の創価の小説で~す。

人生の旅には、まるで長く暗いトンネルに入ったように、先の見えない、苦しい試練が打ち重なる時が、誰しもあろう。

妙法の信仰は、その中で、いやまして鮮烈に蘇生の光を放つ。

日蓮大聖人は、老いたる姑の看病に尽くした後も、自らの闘病が続く富木尼御前へ、真心の献身を労いつつ、「これで必ず治すと決めて、これからの3年、始めた時と同じように、しっかりと治療していきなさい」と、焦らず粘り強い執念の治療を促された。

そして「法華経の行者」として「強盛なる信心で、どうして病が癒えず、寿命が延びないことがあろうか」との大確信で、体を大切にし、心の中であれこれ嘆かないようにと、励まされている。

 

御書を開けば、病気や家族との離別、生活の困窮、理不尽な圧迫など千差万別の悩みを、大聖人の仰せ通り、同志と支え合い、変毒為薬してきた「法華経の行者」たちの群像が排される。

尼御前の伴侶・富木常忍へは、「難をしりぞけて福の来る先兆ならんのみ」「災い来るとも、変じて幸いとならん」と示されている。

自行・化他の誓願の題目を唱え、広宣流布に生きゆく我らには、一切の事象が「願兼於業(願・業を兼ぬ)」であり、「転重軽受(重きを転じて軽く愛く)」である。ゆえに、「さあ、何でも来い!」と、悠然と迎え撃ち、断固と祈り抜き、祈り切るのだ。

そして、人間革命、宿命転換という生命の逆転勝利の劇を飾り、多くの苦悩の友へ限りない勇気を送るのである。逆経のトンネルを抜ければ、明るい福智の大海原が洋々と開かれている。

 

師・戸田先生は、いじらしい草創の関西の女性たちに語られた。

「泥沼が深いほど、大きな美しい蓮華が咲く。人も苦労が多いほど、幸福の蓮華の花を大きく美しく咲かせ広げられるんだよ」と。

今、まさに常勝の人華が朗らかに咲き誇っているではないか。

入会82年を迎えた妻が、宝友と大切にしてきた指針には、「希望は心の太陽」「努力は心の王道」「苦難は心の名曲」なりと。

 

苦しくも この坂こえて 真金の いのち 輝け 不二の共戦