土蔵の行方。 | 池田理英・花宇宙 〜いけばな古流松藤会〜

池田理英・花宇宙 〜いけばな古流松藤会〜

古流松藤会家元・池田理英のブログ

一昨年花びらの会でも使わせていただいた

浅草ギャラリーエフの土蔵。


 その時の記事。
「花びらの会終了。猫猫猫。」


戊辰戦争の頃に建った
この築153年の土蔵ですが、

一帯が再開発の予定だが移築先が決まらず、

来年にも解体予定との事。

 

その事について、
今日の東京新聞に掲載されていました。




東京新聞の記事はこちらで読む事ができます。

 

 

 

「生きようとする意志を持っているかのよう」

 

蔵の入口にあったこのIzumiさんの言葉が

とても印象強く心に残っている。

この蔵には意思がある、と、

ここにいる時に私も感じた。

 

 

今、蔵は、どんな事を思っているのかな。

 

 

もし蔵の行方が決まらずに解体されてしまうとしても、

それも蔵の意志なのだろうか。

 

形あるものはいつかは

消えてなくなるのかもしれないけれど、

この蔵にはまだ生きていてほしい。

想い出と共にこれからも生き続け、

そこに集うあらゆる存在を

見守っていてほしい。