娘の付き添いで
久々に市立図書館へ
自宅からすぐのところにある町の図書館より
蔵書が多くて
ワクワク
そこで
導かれるように
たどり着いた本が
これ
「栗本薫と中島梓 世界最長の物語を書いた人」
(里中高志著/早川書房)
わーーーーって
すぐに本棚から抜き取り
その場で立ち尽くして
そのまま読み耽った
うーん
どこから記そうか
高校生のとき
帰宅途中に
ふと
本屋に寄り道
なんでかわかんないけど
すーっと文庫本の棚に行き
目の前にあった本が
「ぼくらの時代」(講談社文庫)
自然に手に取り
ぱらぱらと見た後
すぐにレジへ
本に呼ばれる、
とかって表現を
その後何度か目にしたけど
まさにあれがそうだったなあって
思う
その後は
喉が渇いたときに水を求めるように
栗本薫さんの本を
読み耽った
そのなかで
「グインサーガ」(ハヤカワ文庫)とも出会い
あの世界に行きたくて
あの世界での人々がどうしているのか気になって
どんどん読み
ファンクラブというものにも
人生で初めて入り
栗本薫さんの当時の著書はすべて読破したと思う
お陰で
馴染みのなかった時代物にも触れることができ
読み物のジャンルが広がったなあ
そっから
SFマガジンとかも読むよーになり
時間さえあれば
本読んでた
ひどいときは
同時在籍してた吹奏楽部の合奏中とかも
読んでたなあ
皆さんごめんなさい
打楽器担当だったんで
出番が超ないときだけね
1日1〜2冊のベースで
いろんな本を読んでた
栗本薫さんのおかげです
中島梓さんは
全く文体が違うので
別人格と同時捉えてて
ほとんど読んでなかった
栗本薫さんが文字化してくれるあの世界が大好きだった
社会人になると
時間的にも精神的にも
物語の世界に入ることが難しくなり
専らエッセイとかルポルタージュとか
読むようになり
栗本薫さんだけでなく
物語を読まなくなった
ってこう書いてるけど
今気づいたんだよねー
今の家に
栗本薫さんの本が1冊もないこと
全部実家だ
学生時代に読んでたから
グインサーガも
社会人になってからは読んでない
出てることは
本屋さんに行くたびチェックはしてて
あー栗本さん
ずっとあの世界を紡いでくれてるって
思ってた
栗本さんと中島さんの訃報を
耳にしたのは
育児と仕事とで
まだまだバタバタしてた頃で
あ
と一旦時が止まった感覚があったんだけど
現実はそんなことを許してくれる余裕はなく
ずーーーっと気になってるけど
しまってあること、
って感じだった
ついに対峙するときがきた
って感じ
読むの
楽しみ