16、すれ違う2人
〜約束〜
〜〜あっ!と云う間に
最後のバンドXの演奏が
終わっていました💦
私は再度、トイレに行きました。
涙でグチャグチャになった顔を
洗い化粧をして席に戻りました。
しばらく席に座っていました。
どーやらステージ上の片付けを
しているようです。
ライブが終わったから
ヨーコに挨拶して帰ろうと
思いました。〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ヨーコ!
ライブお疲れ様です!
今日はありがとう〜!
では、これで私は帰りますね~!
「未だ、帰らないで下さい!
アイツと話して下さい!」
〜と指差した先に赤い髪の毛の
人がいました。
モヒカンじゃなくて
赤い髪の人が楽器売場に
来た人なんだわ~!
って解りました。
それからしばらく椅子に座って
待っていました。
赤い髪の人は片付けている訳
でもなく、ファンの女の子と
ずーっと話しているのです。
何で?私と話ししたい!
って云う人がファンの女の子と
ずーっと話しているのかが?
解りません💦
しばらく待っていても
ずーっと未だ話しているのです。
再度、ヨーコに言いました。〜〜
ヨーコ!
あの人はずーっとファンの
女の子と話してるよ〜!
私と話したい!って云う
意味が解らないです!💦
私、いつまで待てば良いですか?
「もうすぐ終わると思うけど、
ステージが片付け終わったら
みんなで飲みに行くから
一緒に来て下さい!」
ごめんなさい!
私、お酒は飲めないし
それに明日も仕事なので
もう、帰りたいんです!
「そう、言われましても、、、
どうかアイツと話して下さい!」
〜〜私はだんだんイライラして
きました。そのファンの子との
話しを辞めて、
さっさと私と話して
早く帰りたかったのです💦
そしてとうとう椅子も
片付けられてしまいました。
アイツって誰なの?
どーして私と話したいの?
解らない事だらけでした😱
Xのライブが終わってから
既に1時間は経過していました。
店内はタバコの煙で呼吸も辛く
なり、目もショボショボして
きて💦
そして、とうとう私の
堪忍袋の緒が切れました!💦
私は赤い髪の人に向かって
ジーッと目を見て
そして声も出さずに
あっかんべー!
ってジェスチャーしたのです。
そして出口に向かい、
鹿鳴館を背にして目黒駅まで
走って帰りました。
山手線に乗り込み、
ようやく安心して
帰途に着きました。
私は明日から始まる
オーディオパーツ売場の事で
頭の中がいっぱいでした。〜〜〜