笑顔の龍神様のドアップ!

ニカッて…歯まで見えちゃってる…





さて…


私の八十八番目のお寺…


徳島県 第二十一番札所

太龍寺

御本尊 虚空蔵菩薩様



最後のお寺も山の上です。

中腹まで車でいけます。


そこからロープウェイか歩きか

二者択一です。

私はもちろん、歩きです。


歩きの中盤あたりから

かなりの急勾配のうえに…

ものすごいカーブ

カーブ曲がるとすぐカーブ!

しかも、ガチガチのアスファルト


なので…めちゃくちゃ疲れます💦


その日、結構暑かった事もあり…

早々にバテてしまった…


アスファルトに

座り込みたくなった…

でも…

座り込むと…

2度と立ち上がれなくなると

思って、ふんばりました。


一歩一歩… 

踏みしめながら…

歩きました…


御真言を唱えながら…

一歩…一歩…


いつもこうやって…

歩いてきた…

仏様に会いたくて…

まるで 自分の使命みたいに…

歩いてきた…


ただ…ただ…

仏様に手を合わせたくて…

いや…

何かを得たかったんだろう…


仏様と繋がりたかった…

繋がっているという

実感が欲しかったんだと思う… 



やっと山門に辿り着くも…

お決まりのそこから階段…


写真はお借りしました。


辿り着いた本殿は 長い歴史の重厚感を

醸し出していました。


素晴らしい彫刻が目を引きます。


修行中のお大師様を

ずっと護っていらっしゃった大龍から

(龍神様)お寺の名前をつけたとされる


やっぱり…超人空海には

龍神様がついていたのか!!!


龍神様だけでなく

子供の頃から

たくさんの神仏がお大師様を

護っておられた…


そうでなければ、

数々の偉業を残せる訳が無い…


まるで奇跡の連続!

もはやお大師様の存在が

奇跡そのもの!


修行中のお大師様のブロンズ像
写真お借りしました。

お寺の雰囲気が…

お大師様の修行時代に

タイムスリップさせる…


仏様とお大師様が

そこにいて下さるつもりで…

いつものように ゆっくりと

お経を唱えた…


八十八回目のお務め…

どのように お大師様に届いただろう…


きっと、

まだまだ 雑念だらけじゃぞ!

と 駄目だし喰らうだろうな(笑)



社務所の方が…

納経帳を見て

「ご苦労さまでした。」

と…頭を下げてくださった…


多くを語らず 静かに…

伝えてくださったのが…心に刺さった…


私も 静かに ゆっくりと

「ありがとうございます。」と…





何か…急に 寂しくなった…

帰りたくない…帰りたくない…

いつも以上に 帰りたくなくなった…


石段に腰をおろし…

最後のお寺を噛みしめていた…


達成感などなく…

ただ ただ…寂しかった…

生きる目的が無くなったような…



「おじいちゃん 

   今日でここ何回目だっけ?」と

小学生くらいの男の子の声


「ああ…今日で、80回目やな。」


私は ハッとした!

あっそっか!!!😲🌟


そうだ!そうだ!そうだ!

別にこれで終りじゃないわ!

何回来たって言い訳で!(笑)


たった1回目で何 センチメンタルになってんの?!(笑)😅


そうそう!

何回も回って、納経帳が朱印の赤で

真っ赤に染まってた人もいたわ!


そうだよ。

最後の締め 高野山もまだこれから!


巡礼の旅に終わりはない。

心の旅だから…


そう思い返し…

揚々とお寺を後にしました。が…


「行きは良い良い

      帰りはこわい〜…」


急勾配の下り坂ほど怖いものはない!


もう ほんっとーうに!

転がりながら降りて行きたいと思った!


膝 ガクガクのガチガチのブルブル💦…


当然 次の日は

使い物にはなりませんでした!(笑)


さあっ 次は 

お大師様が眠る 高野山へ…