「みんなと同じ」を好む日本人は、人と自分を比較してしまいがち。


人はそれぞれ違って当たり前なのですが、人と違うことを受け入れる許容量が少ない傾向にあるように思います。


仕事に生きる人生も、専業主婦として生きる人生も、仕事と家庭の両立をして生きる人生も、一人で生きる人生も、自分でじっくりと考えて覚悟を決めて選択したのであれば、他人がどうであれ、そこに落ち着いていられるはず。


でも今の世の中、一方的に入ってくる情報が多い上に、みんな忙しいため、自分の本心をじっくり掘り下げて考える時間がなかなか取れず、大量の情報が入力されて処理できなくなる状態になり、「本当にこの選択でよかったの?」と不安になる。


特に女性は、まず、独身か既婚か、子どもがいるかいないか、働いているかいないかなど、昔に比べるとライフスタイルが多様化していて、どのライフスタイルを選んでも、一人ひとり、犠牲にした選択肢があるわけだから、それと連動した課題に葛藤が生じる。


しかも今は、SNSなどを通して、自分と違う生き方をしている人の情報が一方的に入ってきて、そうした情報に刺激され、罪悪感を感じたり、自分と違う生き方を批判したくなってしまう。


生き方の多様化と入ってくる情報量の増加によって、人の不安感も増加する。


不安から目をそらし、本当は大丈夫じゃないのに、「私は大丈夫!」と思おうとすると、問題を他人に投影してしまうことになる。


不安を感じるのは当然のことで、何を不安と感じるか、どの程度の不安を感じるかは、人によって違います。


ただ人は、自分が知らないこと、わからない物事に不安を抱きます。


大切なのは、他人の情報に振り回されるのではなく、意識できていない自分の本音や不安に気付けるような心の状態に、普段からしておくこと。


そして、動揺したり、心が落ち着かない時に、それをなかったことにするのではなく、「なぜ?」と自分に問うクセをつけておくことが大事かもしれません。簡単に答えは出ないかもしれない。でも自分と向き合う姿勢が自分に対する安心感を生み、「本当にこのままでいいのかなぁ?」という不安感を乗り越えることが出来るようになる、と私は信じています。


「変わりたい、このままじゃいや、どうにかしたい!」


そう思っている人は多いと思います。


私もその1人だし、私の周りにもたくさんいます。


ただ、そう思ってるし、変わり始める努力をしてるし、行動してみる勇気を振り絞ろうともしている。


それなのに、何だか何も変わらない。


そして、ちょっと違う意見を言われたり、アドバイスされると、「でも今はまだそのタイミングじゃないのかなぁ、自分がそうしたくなった時がそうするべき時だよねー」なんて言い訳をしてる人、いませんか?


例えば、私の会社の独身女性にも多いのですが、結婚したい、結婚したい!と言ってるわりには、どこか他力本願で、結婚という未知なる世界への先入観からの思い込みが激しく、挙句、相手への条件とか言い始めちゃう人 (笑)イヤイヤ、それを言うなら、相手から見たあなたへの条件はいいのかい?って言いたくなりますねw


そういう人たちに、多いんです。「ちょっと思考を変えてみて、こうしてみたらいいかもよ?」って言うと、「でも~、だって~」に始まり、「今はまだタイミングじゃないかも。今も別に充分幸せだしね!」って、別に結婚が全てではない!というところに落ち着かせていく。


こうなると、もう結婚はもっと遠のくだけ。

だって、ブレブレなんだもん。


結婚したってしなくたって、本当はなんだっていいんです。自分が望んで選択して堂々と生きていたら。


ただ人として、結婚したいのか、今が幸せだから結婚は望んでないのか、自分がブレブレの人って、誰からみても魅力的には見えないと思うんですよね。


だから意外と結婚なんて考えたこともない、だってやりたいことやってて幸せだから!って本気で凛としてる人の方が、結婚したいー!ってブレブレで望んでる人より、アッサリ結婚しちゃう人っていますよね(^^)


変わりたいけど、変われない人、人を羨んでしまう人には、素直さが足りないんだと私は思っています。


要は頑固な人。人の意見を受け入れない人。「でも、だって」、が多い人。変ないらないプライドが高い人。


時々そういう人たちと出会うと、最初は、「あれ?変わりたかっんじゃないの?」って戸惑っていたのですが、最近では、「あー、別に変わりたいって心から望んでるわけではないのね。」と思うようになりました(^^)


私は、同じ価値観同士の人が集まって学ぶのもいいことだし、自然なことだと思うのですが、他の人たち、違う価値観の人達が集うのもいいことだな~って思うんですよ。


同じことを真似しあって、ただ慰め合っても

今の状況を変えるのって難しいし、似たような状況の人ばかりだと、視野も狭くなり、発想も凝り固まっちゃいますからね。


だから、自分とは違う世界の人たちの話って、新しい気づきやヒントの宝庫だったりするんです。


それに一人一人の個性もまるで違います。


10人いれば10個以上の自分にはない視点やヒントが得られます。


そのためには


「自分にないものを受け入れる」


ってことが必要です。


自分と違うことを否定してると、得られるものがなくなります。


人との違いを認めること、自分との違いを認めること。


そうしたら、比べたり、競争したりって意識はなくなります



あの人と比べて自分がどうとか、自分の方がまだ とか


そんなことまで思わなくてすみます。

逆に尊敬や仲間意識もできます。



違うから、あの人も凄いし、自分も凄い!


あ!旦那さんにもそんな素直な自分でいられたらいいのか!(笑)



自分にないものを取り入れましょ♪


Love,Rie