【漢方薬ノート】(2)![]()
~風邪を拗らせた時の漢方薬 【柴胡剤】~
柴胡桂枝湯・小柴胡湯・大柴胡湯
YouTube「誠宏堂のやさしい漢方入門」
第2回(柴胡剤)-I~III
より学ばせていただきました
漢方医学の原典「傷寒論」では
風邪は6つのステージに分かれる。
第1のステージ
体が冷え発熱するが
まだ内臓に影響がない状態
【桂麻剤】(桂枝湯・葛根湯・麻黄湯)
第2のステージ
消化管が熱くなり便が硬くなる
(※日本人には現れにくい症状)
【大黄剤】(大黄甘草湯・調胃承気湯)
第3のステージ
「邪」が体の内に入り込み
熱が奥に篭ってしまった状態(半表半裏)
※風邪のひき始めから
4日~5日目以降に起こってくる
【柴胡剤】(柴胡桂枝湯・小柴胡湯・大柴胡湯)
イメージを図に表すと…
漢方医学では、症状やステージに合わせて、
1種類(多くても2種類ぐらいまで)の薬で対処する
~第1ステージの処方【桂麻剤】から
第3ステージの処方【柴胡剤】へ
切り替えるタイミング~
(※ほとんどの日本人は第2ステージを経ずに
第1ステージ→第3ステージに進むので、
今回は第3ステージのお話になります)
微熱が上がったり下がったりを繰り返す(往来寒熱)
(治りかけのようにも感じるが実はこじれかけている)
あばら骨の下あたりを押すと厭な感じがする(胸脇苦満)
舌が白くなる(白苔)
(普段から白苔がある人は体のどこかに不調があり、
速く第3ステージに進むかもしれない)
西洋薬(アセトアミノフェンなど)で
腸内環境にダメージを受ける前に
服用するのが良い
(ダメージの後では効き目が弱い)
~【柴胡剤】(柴胡桂枝湯・小柴胡湯・大柴胡湯)
の使い分け~
「柴胡桂枝湯」
桂枝が入っており、少し寒気がある時に服用すると良い
微熱がとれて食欲が戻るまで、
1、2日余計に飲んでも良い
「小柴胡湯」
微熱がとれて食欲が戻るまで、
1、2日余計に飲んでも良い
「大柴胡湯」
体の奥に篭った熱を取る作用は強いが、
排便を促す作用がある大黄が入っているので、
便が硬い人向き
柴胡剤は、高齢者に1か月以上はダメ
柴胡剤は風邪のこじれの他、
肝炎、ストレス、湿疹、生理痛の薬としても使われる。
ただし、1年以上というような
長期に渡って使う薬ではない![]()
一度風邪を拗らせてしまうと
2か月程度は体力が戻らない。
同シーズン中にまた風邪をひいた場合、
葛根湯・麻黄湯(体力が通常の時向き)は使わないで、
小柴胡湯を使うのが良い
子供は、大人が不調に気づいた時には、
すでに第3ステージまで進んでしまっていることが多く、
最初から小柴胡湯の処方が適している場合が多い![]()
「漢方入門以前」誠宏堂のやさしい漢方入門
第2回(柴胡剤)ーI~III
この回では、第1ステージの高熱の時は入浴OK、
第3ステージの半表半裏の時は入浴で
余計に具合が悪くなる
というようなお話も…
のどが痛い時、病院で漢方を処方してもらうなら、
保険適用のある小柴胡湯+桔梗石膏を
処方してもらうと良い
ワクチンの副反応で高熱が出た場合、
内臓の働きを落とさずに対処したいなら、
小柴胡湯・大柴胡湯を使うと良い
など、ド素人でも、ものすごく解りやすくて、
知っといてよかったと思えるような
本当に為になる講義です~![]()
1本10分程度なので聴きやすいですよ![]()



