時刻は11時23分。あと少しで迎えが来ると思って玄関で立ちんぼしていたらすぐにLine電話が入る。到着したと思い、表に出ると見知らぬ車が。でもこれ以外、車好きの彼が乗って来そうなものはない。近づいてみるとやはり間違いなく彼本人だった。買ったのだ、とうとう。しかもオープンカーにもトランスフォームするという中々にいい車だった。唯一の欠点はマニュアルな点だが、車好きならメリットでしかないとか。自動車学校でエンストを連発した身としてはトラウマでしかない。ちっとも羨ましくない。
目的地まであと半分といった距離のところで天井を手動で開けてくれた。ボタンひとつで動くタイプでないものもあったのは、交通ルール以外車の知識がほぼ皆無な僕からしたら意外だった。
運転中は外の風がいつも自分の(父から借りた)車で窓を開けているときより気持ちよく、こんな貴重な体験をさせてくれた彼には感謝だ。しかし、日差しがあまりに強くすぐさま天井を戻した。UVは肌の天敵です。
そして今日のランチ場所に無事たどり着くことができた。その店の周辺は本当に美味しいお店が多く、よく利用している界隈だったため胸が弾んだ。
店内に入り、テーブルに着席。僕はここに来たら絶対食べると決めていたローストビーフ丼ひつまぶし御膳を注文。彼も同じものを頼んだ。
10分も待たずに席に注文の品が来て、店員さんから食べ方の説明を受ける。
- 普通に食べる
- 薬味と一緒に食べる
- 出汁をかけてひつまぶしとして食べる
「(ひつまぶしとお茶漬けって何が違うんだろ...)」
と口には出さず、説明を聞いてからすぐにインスタにアップする写真を撮る。
カフェ巡りにアニメ観賞、さらにはカメラ撮影(スマホのみ)も趣味な僕にはどうしても撮らずにはいられない一品!![]()

お肉は薄すぎず厚すぎずにカット。断面は綺麗に赤みの入ったお肉が丁寧にご飯の上に盛られていて、これぞまさしくローストビーフ丼といった感じ。
お味の方はお肉は柔らかく、ジューシーすぎず、24だけどよく胸やけを起こしやすい僕でも平気。底にはあまだれのソースがあってご飯に吸わせてお肉と一緒に口へかきこむと更に美味しさアップ!さらにさらに、薬味の小葱との相性も抜群で、これが一番美味しい食べ方だった...出汁の方をかけてみるとやっぱりお茶漬けっぽかった。
綺麗に余すことなく完食して、店員さんに「美味しかったです」とお礼を告げて次の目的地に向かう。そうあの皆もよく知る激安の殿堂ドンキホーテさんだ。
昨日、一通り近所のアクセサリーを扱っているお店は回ってみたけど、ドンキは頭になかった。ので、僕よりおしゃな友達にもこれはダメ、これはいいと判断してもらうべく我々はドンキに向かった。
いやまて羊、そんな安モンのアクセサリーで良いのか?
そう疑問に思う人もいると思う。僕も半分そう思う。でも小学校の修学旅行に役立つからとGshock を買い与えられ、重い、邪魔!とそれから全然つけなくなった俺がまたいい買い物をして大事にしてやれなかったら勿体ないだろ!というわけで、おしゃれ初心者さんな僕にはまず安物を。
しかし結果はさんざんだった。ブレスレット(バングル)を主に探していたのだがどれも5,000円以上で予算は1,000円くらいで考えていたのだが、購入候補も見つからず…..
ネックレスは安くて使いやすいシンブルなデザインのものを見つけてすぐに試着したのだが、鏡の前にはどうみても頑張って陽キャになりきろうとしている陰キャしかそこにはおらず、購入は断念。
気を取り直して食後のデザートに向かう。
本当はドンキの前に向かうつもりだったけど、何せローストビーフ丼、ボリュームは満点で、とても間髪入れずに食べ物を胃袋に入れる余裕はなく...
本日のデザートはクレープに決まった!
しかもそこは、僕が保育園に入っていた頃から食べていたクレープで、昔は移動販売をやっていて、ついにお店を出して、さらにそのお店はいまの場所に移転して、この思い出の味を探すのには中々苦労したんd...と言いたいところだが、実は母はとっくに知っていてもっと早くに聞いておけば良かったと後悔。いや知ってるなら話せ。
肝心の味は変わらず美味しく、これには同乗者も満足気な様子でこの味の良さが分かってくれて本当に良かった。「んー普通。」とか言われてたら、今頃隣でショックを隠しきれずにいたに違いない。それだけ自信のある味なのだ。中のカスタードはたっぷり!でも胸やけしそうにはない軽い感じのもので、トッピングは他にもアーモンドスライスにこれまた軽い
ホイップクリームに今日はミックスベリーもつけてもらってさらに酸味をプラスしてさっぱり!生地の方はもっちり!でも厚くもなくていい塩梅に調整されていて、これをいつも3分もかからず完食してしまうのが僕だ。しかし隣の運転手は本当にお気に召したのか、僕より先に手元からなくなっていた。これは紹介したかいがあったもんだ。
デザートも食べ終わり、おなかは満足したところで地元じゃまぁまぁ大きい方のショッピングモールに向かってアクセサリー探しを開。
心はまだ美味しいスイーツを求めているがこの低燃費少年羊の胃袋は8割型きていた…
実はこのモールには昨日も来ていて、ドットエスティで気になったチェーンプレスレットをすでに見つけていた。
けどやっぱり陰キャが無理してるようにしか見えなくて、昨日は諦めたもののまた怒りずに来てしまった。今まででアクセサリーをつけたことがないからなのか、服装がマッチしていないのか....理由はファッション初心者の僕には分からなかった。
結局、その日は買わずにどこにも寄らずにまたそう遠くない未来に遊ぼうと約束し、解散。
そして僕は、またまた懲りずに次の日メガドンキでアクセサリーを試着するのであった。
