と,いうわけでMTコースで大学近くの自動車学校に入校。
【教官との出会い】
希望の教官を最初に訊ねられたけど
誰がいいとかそんなの分かるはずないから,
「誰でもいいです」
ってこれが間違いだったんだよなぁ…
担当教官は40後半くらいのハゲかけた親父で
妙に若作りな服を着ていたから
おじさんと呼ぶには若いし,
お兄さんというには老けすぎてるし
なんとも中途半端なヤツだった。
スタイルは良かったが,
喋り方がめちゃくちゃ早くて
バイキンマンみたいな声だった。
だから敬意をこめて
ここではバイキンマンと呼ぼうと思う。
【初めての運転】
本来まじめな私だ。
教科書を読んで操作をマスターした!
もう頭の中ではスポーツカー運転できてた…
「本当に初めて運転したの?」って
周りをびっくりさせられると本気で思ってた。
いざ運転。
しかし
①エンジンのかけ方すらままならなくて
最初の頃はエンストのみで進行するという鬼才ぶり。
(※原理は未だに謎。エンジンかけた瞬間エンストするが,気づいたら15センチくらい進んでいる。その繰り返しで1時間消滅)
②半クラッチ不可(MT車では,クラッチを繋げることによってエンジンの動力をタイヤに伝える)
③前方不注意(整備士を引きかける)
④脱輪は当たり前
え・・・全然輝けてないぜ・・・
高校生がスイっとカーブしていく隣で
ガタガタブルッブルガッタンガッタン言わせながら直進するわい…
バイキンマンもしびれをきらして
「なぁんでできないのかなぁ~~~」
「こうしてこうするだけでしょ~~~」
「いやぁ~~~ある意味天才だよ~~~」
あらゆる言葉を駆使してダメージを与えてくる。
自動車学校は
運転技術の習得だけでなく
クソッタレ教官のアカハラに耐える強靭な肉体と精神力も必要になるのだ…
頑張れ!
次回【イケメン教官現る!?恋か免許か最後に残るのは!?ついに公道デビュー!うそ!?あんなに嫌いだったあいつが輝いて見えて…!?涙の自動車学校編②要チェケラー!】



