心臓がバクバクしながらも僕は、駅前のちょっとしたところで想いを伝えた。
そう、僕はこの日、そのためだけに、彼女を呼び出したのだ。
「好きです」
その一言が僕の口から出るまでに、どれくらいの時間を要したことか……。(笑)
「それは人として好き、ってこと?」
一瞬、 ドキッ として時が止まる。
僕の無意識の思考回路は、慌てて僕の口に指示を出す。
「…………、当たり前じゃん!でなきゃこうやってわざわざ呼び出さないよ!」
「……そうだよね(笑)」
「異性として、好きです」
……今思えば、
「卒業」
という別離を前に、「友達」という関係をこれからも、紡いで行きたかったのだと思う。
そこらへんの感情の線引きが、年々出来無くなっている気がする。
昨年、桜子ちゃんと付き合ってすぐ感じた違和感のひとつは、これに起因する。
「……ありがとう。気持ちは、素直にうれしい。でも……」
……Miyagiは彼女の「ありがとう。」以降の言葉を、覚えていない。
それは緊張していたからなのか。
それとも……。
「で……、結局、これ、オレはフラれたの?」
ぽんぽん。
Miyagiの左肩を左手で叩きながら彼女はこう言った。
「ミヤっちは“弟”だよ」
ちょッ―――
と待てやコラアアア!!!!!貴様の方が年下だろがボケエエエ!!!(ノ>д<)ノΣ(笑)
と思ったその翌日のスノボは滑りまくりでした☆★
はい!
カラメルちゃんの話と見せ掛けて、2年半前のあずきちゃんのお話でした~As the Dewッ!!!(*`▽´)ノシΣ(笑)
メル子。
会ってきたよ、3年振りに。
何も変わっていなくて、安心した。
もちろん、変わっているところはあるのだけれど、僕の好きなところは何も、変わっていなかったんだ。
7年前から、ね?
ドキドキし過ぎて、ガチガチだった。
普段のめんどくさいテンションの自分は、そこにはいなくて。愛想笑いしか出来なくて。
空回る気持ち。時間。焦燥。海賊。カタコトな告白。面倒。自分の時間。それでも……。
桜子と別れた理由のメインは、やっぱり、忘れられなかったからだ。
桜子は、一番ではなかった。
誰かとその姿を重ねていただけで……。
付き合ってすぐ感じた違和感は、これだ。
“この人じゃない”
それでも、僕は彼女と5ヶ月も続いていた。
童顔。しっかり者。頑張り屋さん。優しいSっ子。(笑)
すべてが、あの人に惹かれていた理由と一緒で。
酷いときなんか、手を繋いでデートをしている最中にあの人の顔が浮かんで来たりしてしまっていた。
最ッ低。
メル子のことは、今でも大好きだ。“大”好き。
ただ、ようやく、7年目にして、そのベクトルが変わり始めている。
やっぱり、直接伝えなきゃ、ダメなんだなぁ。
そして。
僕はこの告白の前に「これで最後にしよう!」と決めていた。
本当に、人生で最後。
え?何故か、って?
そんなの簡単さ、メル子以上に好きになれる人はいない、って事に気付いてしまったから。
人生はまだまだ折り返してはいないけれど、でも、この人以上に想いを傾けられる女性は現れない。
だったら僕は、もし彼女にフラれたら、残りの人生は自分のために、自分だけのために生きてゆく。
そう、桜子と別れた直後には決めていた。
またそこから先月の告白にいたるまでには色々葛藤があったのだけれど、それはまた気が向いたら書きます。
とりあえず、ご報告。
「Miyagiはメル子にフラれました。」