最近ずっと
この「台無し」と言う言葉が
頭をめぐる。
お稽古ごと、ダイエット、人付き合い…
スタートダッシュは完璧なのに
ある一定のところまで来ると
「まあ、いっか」と別人格が現れ
あともう一歩のところで
すべてを壊しては
ふりだしに戻るを繰り返している。
本当に手に入れたかったのか。
あまのじゃくな自分を疑いたくなる。
結果を性急に求め
経過を味わうことに関心が向かない、
小さな変化を喜べなくなった途端に
煩悩の渦に吸い込まれ
すべてが水の泡となる。
「台無し」の「台」は
仏像を安置する台座のことを指し、
台座のない仏像は
威厳がなく、価値がないらしい。
振り返ってみれば
努力を無駄にし続けてきた
だるま落とし人生のようだ。
金槌を振りまわす前に
暮らしのスピードを落として
丁寧に生きてみようと思う。