和裁を習っていた頃、呉服屋の店頭で生成りの楊柳の反物を見つけました。とっても安価だったので練習用にと買い求めましたが、すぐリメイクするつもりだったのでほどきやすいように縫いましたっけ。

 あれから20年~。「これ以上簡単でこれ以上涼しいパンツは絶対ない!」と言い切れるものが出来ました。楊柳はシボがあって肌触りがさらさらしているので盛夏向きです。しかも横に伸びます。36センチ幅の反物も引っ張れば40センチ位になるのでマチはぎが要らないのです。ほどいた反物を水洗いしてアイロンをかけてシボを伸ばし、裁断して縫ってからもう一度水洗いして縮ませました。いつもはウエストベルトを別布で付けるのですが、今回は3センチの縫い代を取り、三つ折りで仕上げています。