さて、前回のブログでの米水津釣行の翌日
AM３：３０出港の「速見丸」さんに乗って
鶴見の磯に向かって出発しました！
光四郎船長の巧みな操船で
無事に渡礁
あたりまえですが、あたりは真っ暗闇
そして、寒いッッ！！！！
風を少しでも遮れるような祠を見つけ
腰を下ろし
ポンチョを頭からスッポリかぶって
夜明けを待ちます。。。
身体の芯から凍えてきますが
夜明けまではまだ３時間近くあります
ただひたすら寒さに耐える時間。。
なのに！
さっそく準備を始める変態たち。。(笑)
この寒さの中で。。
この暗闇の中で。。
ライトの灯りだけを頼りに
嬉しそうに準備をする。。
みんなの変態ぶりに敬意を払い
浅い眠りにつきました。。。
「ポタージュスープできたぞー！」の
声で起こされ、ポンチョの中から外を覗いてみると
夜が明けてましたー！
今回、渡していただいたのは
ココ！！
鶴見の「長ウド」です
表側もワンドのほうも、勢いよく潮が流れています
複雑な流れが入り交じり
これはかなり難しそう
表側に竿をだしてみますが
あっという間にウキが流され
仕掛けが入っていきません
風もめっちゃ強い！！
私には手も足もでないと思い
裏側のワンドのほうに釣座を移動
こんな状況の中でも
ポツポツとアタリを捉える二人
郷さんと師匠！
お見事でした！！
ドラさんも奮闘！
裏側のワンドで釣れたのは
カワハギ１枚のみ
キモパンだったのがせめてもの慰めでした
時刻は午前１１時をまわったところ
小腹満たしに師匠が「しるこ」を作ってくれます。
私は磯竿を置いて
しるこが出来るまでの間ルアーで遊んでいました
すると。。。
しるこを作っていた師匠が
「アッッッ！！！」と叫び、突然凄い速さで
走り出しました
驚いて師匠の行くほうに目をやると。。
さっきまであったはずの私の。。
私のフカセ道具がすべてなくなっている
下をのぞき込む師匠
私のフカセ道具一式は突風により磯際から
海に落下していました。。
「チッッ！」と舌打ちをし
「タモもってこい！！」と言うと
齧りかけのパンを投げ捨て、下に降りる師匠
この間わずか数秒
降りれるギリギリのところまで行き
救えるものだけ救ってくれました
お気に入りのこのフカセ一式のうち
愛用のバッカンと
私にとってなくてはならない最愛の
バッカン受三郎が殉職となってしまいました
お正月に買ったばかりのマキーナspecialは無事で
奇跡的に竿もリールも傷もなく無事でした
なにもできず、ただゆっくりと沈んでいく
バッカンを見ていると
これまで一緒に積み重ねてきた
色んな思い出が頭をよぎって
涙がポロポロとこぼれて
とっても切ない気持ちでした。。
いつもは磯の上でアイタタ、アイタタ言って
ビッコ引いてる師匠ですが
いざというときにはこんなに俊敏に！！
頼りがいのある師匠なのでした笑
自然を相手とする釣りは
危険なことがたくさんあります
経験豊富な先輩のアドバイスをしっかり聞いて
安全を第一に釣りをすることの大切さを
改めて感じました
私はこれで納竿し
ショックで回収まで寝込んでしまいました
（ただの昼寝です（笑））
この日は一日を通してかなり厳しい状況でしたが
師匠はグレを数匹ゲッスン！
ご一緒した
YouTube豪チャンネルの爺さんは
見事！40オーバーのグレをキャッチ！
厳しい中でも
しっかり結果をだす二人
勉強させていただきました
帰りは
大好きな焼肉を食べて
今日の出来事を教訓に
次回からの釣りをまた頑張ろうと思いました。
